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英語を話す日本テニス界の星・大坂なおみ選手は絶対的女王になれるか
  ·   2018-10-11
タグ: テニス;スポーツ;中日交流
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世界のテニス界で最も注目を集める人気プレイヤーとなった大坂選手(撮影・李霈韵)。

全ての質問に流ちょうな英語で答えるというのは、3歳の時から米国で育った大坂選手にとっては、いたって普通のことだ。ある日本の記者が、「日本語で日本のファンに挨拶しほしい」と頼むと、大坂選手は、小さな声で、しかも英語で、「日本語でどう言えばよいのか分からないわ」と、恥ずかしそうに答えた。

実際には、大坂選手は全く日本語が話せないというわけではなく、ほとんどの日本語は聞いて理解することができる。しかし、コート上をアグレッシブに駆け回る姿とは全く異なり、公の場で、彼女が日本語話すことはほとんどないと言ってもよい。

このような特殊さは、多くの人の彼女に対するイメージも複雑にしている。日本国内であっても、彼女を称賛する声もあれば、それに逆行するかのような声もある。より正確を期するならば、多くの人は、彼女の活躍を喜びながら、成り行きを見守り、彼女のことを段階的に受け入れている状態だと言えよう。

多くの人が見守っているのは、大坂選手に対するイメージだけでなく、そのプレースタイルもだ。日本のテニス界の歴史の中で、WTAランキングシングルストップ10入りを果たしたのはこれまで、杉山愛選手と伊達公子選手だけだった。2人はいずれも小柄で、フットワークの軽さを武器とし、こうした特徴は日本のテニスプレイヤー、ひいてはさまざまなスポーツの日本選手の共通のイメージとなっている。

しかし、大坂選手は身長が高く、体格にも恵まれ、パワーテニスを得意としており、欧米選手と力勝負をしても全く引けを取らない。実際には、日本のファンだけでなく、世界のテニスファンも、少しずつ大坂選手のことを理解し、受け入れるようになっている。杉山選手や伊達選手を先駆者と呼び、錦織圭選手を今の日本テニスの代表とするならば、大坂選手は、「日本の未来」と呼ぶことができるだろう。 

21歳と若い彼女は、全米オープンで優勝し、17歳でグランドスラムチャンピオンになったシャラポワ選手に次いで若いグランドスラムチャンピオンとなった。しかし、近年の女子テニス界では、「新星」と呼ばれる選手が次々に登場しているものの、セリーナ・ウィリアムズ選手に続く絶対的女王はまだ登場していない。そのため、若い大坂選手が、「一発屋」となるのか、絶対的女王へと成長するのかは、今後も成り行きを見守らなければならない。

スポットライトをいつも浴び、完全に「アイドル」となった時、大坂選手は今と変わらず控えめな態度を保つことができるのかと、多くの人が注目している。また、陸上やバスケットボールなどの競技で、日本のハーフの選手が活躍するようになってきたが、日本のテニスファンの心の中で、大坂選手は最終的にどのような位置を占めるようになるかも楽しみだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年10月10日

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