ホーム >> 中日交流 >> 本文 |
飯塚容氏「日中は東洋文化へのアイデンティティと自尊心を取り戻すべき」
|
· 2018-09-27 · ソース: |
タグ: 文化;改革開放;中日交流 | 印刷 |
日本人が再び中国文学に注目できる環境づくりを
中国の現代作家の中でも、飯塚氏は余華氏との親交が深いという。これまでに、飯塚氏が翻訳した中で、最も多いのが余華氏の作品だ。余華氏が新作を発表するたびに、飯塚氏は翻訳の機会を得ることができないか模索するのだという。第5回中国文学者文学翻訳国際セミナーで、飯塚氏は90年代に余華氏から受け取った手紙に触れ、「現在、日本では中国文学がどの程度紹介されているのかはっきり分からない。しかし、中国の現代文学はずっと安定して成熟に向かっているということは、自信を持って言える。中国の作家は21世紀には世界の文学界を驚かせることができると信じる」と書かれていたと紹介した。飯塚氏は余華氏のこのような真摯な態度や情熱に動かされ、彼の作品を次々に翻訳するようになったという。
また飯塚氏は、中国の文芸雑誌「人民文学」の日本語版「灯火(ともしび)」の翻訳監修を務めている。2015年に創刊された「灯火」ではこれまでに、日本語に翻訳された中国の作家数十人の短編小説や詩が掲載されてきた。飯塚氏は、「灯火」の発行がこれからもずっと続いていくことで、中国の作家が日本でも輝くことのできる舞台となり続けることを願っている。
「人民網日本語版」2018年9月27日
前のページへ1 |
シェア: |
|
このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860号