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東京五輪の前哨戦・ジャパンオープンで火花散らす中日卓球チーム
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· 2018-06-14 · ソース: |
タグ: 東京五輪;中日卓球;中日交流 | 印刷 |
卓球で中国に勝つことは、日本チームにとって抱き続けた宿願だった。中国チームの劉国梁元総監督は、中国と日本の試合では監督が発破をかけなくても、常に火花が散っていたとかつて評したことがあるほど。なぜなら日本チームにとって中国チームは最も乗り越えるのが難しい高い山であり、中国人選手に勝利をおさめれば、卓球界においても箔がつくからだ。
樊振東選手と張継科選手、馬龍選手を破った張本選手は、新たな自信をつけ、伊藤選手もジャパンオープンで陳幸同選手と王曼昱選手に連勝し、自信を深めている。
日本チームの台頭は、長年にわたって学習し続けた賜物と言え、日本の若い世代の選手の多くが、中国で練習し、試合に出場した経験を持つ。彼らは中国卓球スーパーリーグなどに出場することで、中国人選手と対戦し、学んでいるだけでなく、中国からコーチを招聘し、世界最先端の卓球スキルを学んでいる。そして日本の若い世代の選手も、果敢にトライし、熱心に学ぶという特長を備えている点も大きい。
◆「覇者」の地位を守るには?
客観的に見ると、中国チーム全体の力は最近、確かに低下している。しかし負けることが悪いこととは限らない。一日も早くライバルを重視・研究し、東京五輪の準備に時間をかけるべきだと中国チームに警鐘を鳴らすことになるからだ。
中国チームの強さは瞬く間に相手選手を研究し尽くす点にある。昨年の卓球アジア選手権で優勝した平野選手がその一例だ。平野選手が「不意打ちのような成功」をおさめた後、中国チームはその技術の特徴に的を絞った研究を行った。その後、平野チームは中国人選手から勝ち星を上げることが難しくなり、中国チームはさらに顧雨婷選手のような「平野キラー」とも言えるような選手を輩出した。平野選手からは今や、昨年の優勝後に「中国人選手も怖くない」と発言した時の驕りが失われている。
中国代表チームは長きにわたって技術と人材を蓄積してきており、例え低迷期にあっても先頭集団を維持するのは難しくない。重要なのは積極的にメンタルを整え、「王者の気風」を取り戻すことだ。それはまさに、あるコーチが世界卓球の最終選考会で選手に、「これからは自分との戦いだ」と話した言葉そのものだといえる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年6月14日
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