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卓球世界選手権で日本が躍進
  ·   2017-06-08  ·  ソース:
タグ: 卓球;日本選手;中日交流
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今年4月に中国無錫にて開催されたアジア卓球選手権大会では、17歳の平野美宇選手が丁選手や朱雨玲選手、陳夢選手ら中国の主力3人を次々に撃破し、中国が11年間一度も取り損ねたことのない女子シングルスの金メダルを獲得した。このことは、これまで長年王座に君臨し続けてきた中国にとっては警鐘を鳴らすできごととなっている。その50日後に開催された世界選手権における平野選手と張本選手の活躍は、日本の卓球選手が単なる「一発屋」ではないことを十分に証明した。

ただ、日本の卓球が今回の世界選手権の各種目で躍進したのは、ある程度国際卓球連盟の材質改革のおかげでもある。また、中国は混合ダブルスで男女1人ずつを、それぞれ他国の選手と組んで出場させた。しかし、卓球中国代表チームの劉国梁監督が述べているように、器材改革は諸刃の剣で、高い実力を誇る中国はそれに対応する自信も、世界の卓球界と共にそれに対応する度量も持っている。

今回の世界選手権を総合的に見て、中国の前監督である劉偉氏は、「近年、国際卓球連盟は改革を続けてきたものの、中国は常に表彰台を独占してきた。しかし、今回の特徴の一つは、混合ダブルスの銅メダルを中国の方博選手が、ドイツのペトリッサ・ゾルヤ選手と一緒に取ったほか、全ての種目のベスト4が全てアジア人だったこと」と指摘。

「材質の改革により、球の回転が大幅に落ち、中国にとっては優位性が落ち、日本や韓国の攻撃の成功率が上がった。しかし、欧州は全体的にその優位性を発揮することができていない。しかし、国際卓球連盟の今回の改革は、中国の独壇場となっていた競技をアジアが得意とする競技に変えたのだから、失敗とは言えない」との見方を示した。

さらに、「中国は取りたい金メダルを取ることができたものの、以前ほどの優位性は少なくなっている。国際卓球連盟の改革が、中国に的を絞って行われたものならば、改革は成功したと言える。もし、世界中に広めるためだとすれば、この改革はこれからも続くだろう」としている。 (編集KN)

「人民網日本語版」2017年6月7日

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