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日本でベストセラーとなるのはどんな本? (一)
  ·   2017-06-02  ·  ソース:
タグ: 日本;ベストセラー;中日交流
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タイミングを見計らって刊行もカギ

しっかりと企画した本なら何でもベストセラーになるというわけではないが、ベストセラーになった書籍はどれもが綿密な企画を経ている。

06年の書籍の年間ベストセラーで1位となった「国家の品格」はその典型的ケースと言える。作者の藤原正彦氏は数学者であるものの、公演の中では社会における「利潤至上主義」の蔓延を鋭く批判し、日本社会に起きている貧富の差の拡大は、日本伝統の調和を求める精神に反すると訴えていた。その物おじしない言葉遣いが出版社の編集者の注目を集め、編集者がその講演を録音してそれを原稿にまとめ、藤原氏に修正してもらった。初めは藤原氏も書籍を出版することに不安もあったものの、編集者は、「社会にニーズがあるため、この本はベストセラーになる」との確信を伝えた。それでも、出版社は急いでそれを刊行するのではなく、そのベストなタイミングを待った。05 年に、日本のIT 業界に衝撃を与えた「livedoor事件」が起き、多くの人が、「お金さえあれば何でもできる」と言わんばかりのIT業界の「成金」のやり方に大きな不満を抱いている時に、出版社は「国家の品格」というタイトルの本を刊行し、すぐに大ヒットとなりベストセラーとなった。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年6月2日

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