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北京で松山バレエ団が「白毛女」を上演 中日の「喜児」が抱擁
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· 2017-05-23 · ソース: |
タグ: 松山バレエ団;「白毛女」;中日交流 | 印刷 |
おなじみの音楽、歌手・朱逢博(チュー・フンボー)の美しい歌声・・・。日本の松山バレエ団が19日夜、北京の人民大会堂で、代表作である「白毛女」のニューバージョンを披露し、観客6000人以上で埋まった会場は熱気に包まれた。著名なバレリーナである森下洋子さん(69)は、中国の農村の18歳の少女である「喜児」を演じ、「北風吹」の歌声に乗って踊り、観客を魅了した。公演終了後、出演者全員が、観客と共に中国の国歌「義勇軍進行曲」を熱唱し、感動のフィナーレとなった。北京青年報が報じた。
中日友好のシンボルである松山バレエ団の創始者である清水正夫さんと松山樹子さんは1955年に中国映画「白毛女」を見、「喜児」をめぐる物語に感動、いろんな問題を克服し、「白毛女」をバレエ化し、58年に初めて中国公演も行った。バレエ版「白毛女」が誕生して70年の間、中日関係がどれほど冷え込んだ時でも、松山バレエ団は中日国民の平和、友好促進に力を注いぎ、「白毛女」の中国公演を15回行ってきた。
新「白毛女」では、バレエと中国の民族舞踊のコラボがより多くなっている。特に山奥に逃げ込んだ「白毛女」がこの時代で同じ境遇にさらされ、苦しみに喘ぐたくさんの女性達を象徴する姿として踊る姿は、見る人々の心を大きく揺さぶる。新「白毛女」のエピローグでは、喜児と大春がついに愛を実らせ、結婚式を挙げ、その愛が感動的に描かれている。松山バレエ団のアーティストらは「白毛女」に少し手を加えているものの、中国の観客にも好評を博し、上演が終わると観客らは大きな拍手で称賛の思いを伝えた。
19日の会場の客席には、映画版「白毛女」で「喜児」を演じた女優の田華(ティエン・フア)さんの姿もあった。上演が終わると、田華さんは楽屋を訪れ、森下さんと抱き合い、「舞台で、喜児を演じ、軽快に踊っておられるのを見て、まるで爽やかな風に吹かれているるように感じていた。演じておられる『喜児』を見ると、みんなあなたの年齢は忘れてしまう。私は、『大春』の手首に赤い髪ひもが付いているところが大好き。復讐に向かう喜児を、大春が見つけ出すことができない時も、二人の心は赤い糸で結ばれている。『白毛女』は、影響力の強い作品で、70年前と同じバージョンをずっと続けることはできない。継承することも大切だけど、イノベーションはもっと大切。見るたびに、新しくなっている」と話した。
松山バレエ団の総代表・清水哲太郎さんは、「メンバーらがそれぞれの役を演じきってくれてとても満足している。私の父・清水正夫と母の松山樹子は、私たちの中国人に対する思いを伝える作品を上演することを願っていた。周恩来総理が田華先生が主演を務める映画『白毛女』を日本に伝えてくださったおかげで、私たちは言葉では表現できない感情、私たちが伝えたかった心の声をバレエを通して表現できるようになった」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年5月22日
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