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日本で四川料理を愛する「麻辣連盟」のメンバーが成都にグルメツアー
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· 2017-03-23 · ソース: |
タグ: 日本;四川料理;中日交流 | 印刷 |
2月に米国のケーブルテレビ向けのニュース専門放送局・CNNが四川料理の特集番組で、米国人2人が四川省成都市で四川料理を食べたものの、その辛さに涙を流す様子を放送した。そしてポカポカとした春を迎えた同市に、今度は日本の四川料理愛好家が同市のグルメを堪能するために訪れた。これら四川料理を愛する日本人たちは「麻辣連盟」のメンバーで、その辛さに涙を流すどころか、そのおいしさを絶賛した。メンバーらは四川料理を満喫しただけでなく、街中を歩き、成都の文化や人情を体験、「必ずまた来る」との言葉を残して帰国した。成都日報が報じた。
四川料理を満喫する成都の旅
3月18日、四川料理を愛してやまない日本人が集合し、グルメの都・成都を訪問。ずっと楽しみにしていた四川料理の店に次々に足を運び、本場の四川料理を楽しんだ。日本の四川料理愛好者らは数日かけて、成都の老舗麺料理店や有名四川料理店などを訪れたほか、街中でB級グルメを食べたり、ローカルレストランに入ったり、本場の火鍋を楽しんだりと、成都のグルメをまさに堪能した。「麻辣連盟」は四川料理を愛する日本各地の人から結成されており、中川正道さんがその連盟総裁だ。
島根県出身の中川さんは、「僕はおいしいものが大好き。成都のおいしい四川料理店をたくさん知っている」と話す。中川さんは2002年に成都に留学し、2年間中国語を学んだあと、現地で仕事を見付けて2年間働いた。その4年の間に、中川さんは成都で、1ヶ月間毎日違うものが食べられるほどのおいしいグルメをたくさん見付け、四川料理の大ファンになったという。「グルメの天国に来たような感じだった」と中川さん。そして13年、成都のグルメを食べつくした中川さんは日本で唯一の四川料理を専門に紹介するサイトを立ち上げ、各種料理を詳しく紹介している。「日本料理は色や形を重視するのに対して、四川料理は色、香り、味が全て揃っている」と中川さん。
その他、中川さんは日本で四川料理を紹介するイベントを頻繁に企画し、毎回、多くの四川料理愛好家が集まっている。それが「麻辣連盟」を立ち上げるきっかけとなった。あるイベントで、ある四川料理仲間から、中川さんは成都のグルメを熟知しているのだから、みんなが成都に実際に行ってそれを楽しめるように企画してほしいと要望された。そして中川さんはもう一人のメンバーと意気投合し、「麻辣連盟」の第一回成都グルメ体験の旅が実現。現地のグルメをじっくりと楽しむためにこのほど成都にやって来た。
メンバーの一人・相波敏明さんは、「ここ数日成都で食べた料理で一番おいしいものはと聞かれても、たくさんありすぎて本当に答えられない。どれもそれぞれの特色があり、一番好きなものと言われても選べない」と話し、その横で相波さんの妻もうなずきながら同意していた。
成都はグルメも文化体験も満載
食後の休憩をはさみ、麻辣連盟のメンバーらは、成都水井坊博物館を訪問。案内スタッフから中国の酒文化の紹介を聞いた。メンバーの田中さんは取材に対して、「日本でもお酒が大好き。でも日本酒のアルコール度数は低く、14-17度ほど。一方、中国の白酒(蒸留酒)の度数はその数倍で、飲むと全身が熱くなり、刺激が強い」と話した。
日本の茶道も世界的に有名だが、成都の「盖碗茶」も一風異なる趣がある。双流県にある彭鎮老茶館で、メンバーらは一般の客と同じように、盖碗茶を注文すると見よう見まねで味わった。「この店はとても雰囲気がいい。成都の人は本当に生活を楽しんでいる。日本では抹茶を飲むことが多いが、ここの緑茶やジャスミン茶も本当に爽やかなおいしさ。昨日お土産にお茶をたくさん買った」と田中さん。
中国の三国時代の文化は、日本人や韓国人からの人気が高く、成都の「三国文化聖地」も人気の観光地の一つ。また、パンダも人気で、メンバーの山本さんは「明日、成都パンダ繁育研究基地に行く」と興奮気味に話し、「かわいいパンダを見ることができる」と期待を膨らませていた。
中川さんは、「食文化は、いつの時代も日中両国の国民交流の架け橋。成都のグルメが大好きで、日中文化交流の使者として、一人でも多くの人に成都を知ってもらい、四川料理を好きになってもらいたい」と話す。
4月2日には、東京の中野セントラルパーク・四季の森公園で、四川料理が一堂に会す「四川フェス2017inなかのアンテナストリート」が開催される予定。グルメの誘惑を前にしては国境は存在せず、四川料理の魅力は計り知れないということをよく示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年3月23日
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