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在日中国人記者が見た真実の日本
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· 2015-11-10 · ソース:人民網 |
タグ: 日本;中国人記者;中日交流 | 印刷 |
日本に行ったことのある人なら分かるだろうが、日本ではいたるところで漢字を見かけることができ、親しみを感じる。このためか、一部の人は「中国と日本は使用言語も人種も同じだから、簡単に相互理解できる」という錯覚を覚える。しかし、日本で数年間にわたって仕事するうちに、真実の日本を知るのはそれほど簡単ではないことに気づいた。
周りの親戚や友人など、日本に旅行に訪れた人は、中国に戻ると口々に「日本はきれいで清潔だ、品物の質が良い、日本人は礼儀正しい」と絶賛する。日本に滞在中、私は「日本に観光に訪れた中国人は皆、日本がいい国だと感じる」という言葉を聞いた。
毎回このような感想を耳にすると、私は「1回旅行しただけで、真実の日本が理解できるのだろうか」と考える。目に見えるものだけが真実とは限らない。
東日本大震災から1年が過ぎた2012年3月11日、私は宮城県女川町に赴き、水産加工会社「佐藤水産」の佐藤充専務の家族を取材した。佐藤専務は地震の際、中国人実習生15人の命を救ったが、自らは津波の犠牲になった。彼は中国人にとっての英雄だ。しかし、その英雄の故郷を訪れた私は、目の前に広がる光景に心が痛んだ。震災から1年が過ぎたにも拘わらず、道路は依然として完全に修復されていなかった。津波の被害を受けた都市には瓦礫が散乱し、建物の残骸が傾いたまま放置され、荒涼たる光景が広がっていた。2013年になり、震災から2年が過ぎても、福島原発事故による放射性物質汚染の除去作業は遅々として進まなかった。その原因は、各市町村が互いに責任を押し付け合い、どこも汚染された土壌を受け入れたがらないためだ。最新の統計によると、震災から4年目となる今年3月11日の時点で、被災地では依然として約23万人が避難生活を送っている。こういった状況は中国では考えがたい。我々中国人は大災害が発生した場合、「一方に困難あれば八方から支援あり」の精神を発揚する。四川大地震後の再建が良い例だ。
日本に行ったことのある人なら分かるだろうが、日本ではいたるところで漢字を見かけることができ、親しみを感じる。このためか、一部の人は「中国と日本は使用言語も人種も同じだから、簡単に相互理解できる」という錯覚を覚える。しかし、日本で数年間にわたって仕事するうちに、真実の日本を知るのはそれほど簡単ではないことに気づいた。
周りの親戚や友人など、日本に旅行に訪れた人は、中国に戻ると口々に「日本はきれいで清潔だ、品物の質が良い、日本人は礼儀正しい」と絶賛する。日本に滞在中、私は「日本に観光に訪れた中国人は皆、日本がいい国だと感じる」という言葉を聞いた。
毎回このような感想を耳にすると、私は「1回旅行しただけで、真実の日本が理解できるのだろうか」と考える。目に見えるものだけが真実とは限らない。
東日本大震災から1年が過ぎた2012年3月11日、私は宮城県女川町に赴き、水産加工会社「佐藤水産」の佐藤充専務の家族を取材した。佐藤専務は地震の際、中国人実習生15人の命を救ったが、自らは津波の犠牲になった。彼は中国人にとっての英雄だ。しかし、その英雄の故郷を訪れた私は、目の前に広がる光景に心が痛んだ。震災から1年が過ぎたにも拘わらず、道路は依然として完全に修復されていなかった。津波の被害を受けた都市には瓦礫が散乱し、建物の残骸が傾いたまま放置され、荒涼たる光景が広がっていた。2013年になり、震災から2年が過ぎても、福島原発事故による放射性物質汚染の除去作業は遅々として進まなかった。その原因は、各市町村が互いに責任を押し付け合い、どこも汚染された土壌を受け入れたがらないためだ。最新の統計によると、震災から4年目となる今年3月11日の時点で、被災地では依然として約23万人が避難生活を送っている。こういった状況は中国では考えがたい。我々中国人は大災害が発生した場合、「一方に困難あれば八方から支援あり」の精神を発揚する。四川大地震後の再建が良い例だ。また、日本の靖国神社に取材に訪れると、毎回異様な雰囲気を感じる。そこは、暴力団的な性質を持つ右翼団体の本拠地で、年中右翼の街宣車が停まっている。そこを訪れるたび、「あんなに礼儀正しい日本人が、なぜ狂ったような戦争に走ってしまったのだろう?」と疑問に思わずにはいられない。
私は、現象の背後にある真実を探求し、発掘することこそが、我々記者のやるべきことだと考える。真理、真実を追究することが、記者の職責だからだ。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年11月10日
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