近年、日本政府などが講じている対策が功を奏し、日本食や食文化が世界に発信され、日本のソフト・パワーの重要な部分となっている。日本の各側の努力は顕著な成果を収め、農産品の輸出も促進されている。新華網が報じた。

日本の農林水産省が最近発表した調査データによると、世界各地の日本食レストランの数は今年7月末の時点で、前回調査（2013年1月時点）の1.6倍に相当する約8万9千店に増加していることが判明した。

こだわりの日本食

日本食は、新鮮な食材の風味、よさを引き立たせる傾向が強く、細かな点にまで気を配った調理法や色彩に富んだ盛り付けも特徴。また、旬の食材を使って季節性を出すことにもこだわっている。その他、食器にもこだわりがあり、料理ごとに異なるタイプ、質感の食器を使う。通常、食事をする環境や雰囲気などにまで気を配り、「味」、「美」、「景色」のコラボを楽しむ。

健康的な料理

日本食は、海産品や新鮮な野菜を主な食材とし、油もあまり使わないため、あっさりとしている。そして、タンパク質が豊富で、低脂肪、低カロリー。バラエティに富み、栄養豊かであるため、健康や体形維持にも効果的だ。21世紀に入り、健康的な食事が世界各地でブームとなっているのを背景に、海産品や新鮮な野菜を主な食材とし、バラエティに富み、あっさりとしている日本食が人気急上昇となっている。このような商機に目を付けた日本の企業は、世界各地に日本食レストランをオープンさせ、日本独特の食文化をPRしている。