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今夏はフリスビーが突然大人気 その理由とは?
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· 2022-07-13 · ソース:人民網 |
タグ: スポーツ;若者;経済 | 印刷 |
キャンプやサイクリング、サーフスケートが多くの若者の間で新たな「人気種目」になっている。しかし今年の夏、たくさんの新興スポーツの中で最も人気を集めているのがフリスビー(フライングディスク)であることは間違いない。
フリスビー人気は本物
ある研究機関が発表した「若者のトレンドスポーツ報告」によると、フリスビーは若者に人気のトレンドスポーツのトップに立っている。あるSNSプラットフォームが発表した「2022年10大生活トレンド」では、フリスビー関連のコンテンツ発信量が前年同期比6倍増加した。また全国フライングディスクスポーツ推進委員会の調査データを見ると、2021年に全国でフリスビーをした人は約50万人いたのに対し、22年はさらに幾何級数的に増加することが予想される。
教育部(省)が少し前に通達した通知によると、「アルティメット(フライングディスクの団体競技)」を「トレンドスポーツ種目」として「スポーツ・健康カリキュラム標準」のリストに加え、義務教育段階のカリキュラムに正式に組み込んでいるという。また中国は今年下半期に第1回中国フライングディスクリーグを開催すると同時に、28年に米国で行なわれるロサンゼルス五輪でフライングディスクが正式種目になるよう申請している。
こうしたデータが示すのは、社交の手段としても、スポーツ種目としても、フリスビーは本当に人気が出てきたということだ。
すぐに理解できて楽しめる
フリスビーを楽しむ上でのハードルは低い。動ける服装でスニーカーを履き、手袋をしてフリスビーを持つ、これだけで装備は完了だ。うち相対的にプロ仕様のフリスビーは100元(1元は約20.4円)くらいするが、70-80元も出せばまずまずのものが手に入り、クラブなどに加入すれば、自分で買わなくてもいい。あるECプラットフォームでは、1枚が50元から150元ほどで売られており、売り上げは最も多い月で2千枚を超えていたという。
フリスビーをする場所を見ると、正式な競技大会はサッカー場で行なわれるが、楽しみのためのフリスビーなら、空き地がちょっとあればすぐにできる。一般的に、フリスビーをプレーする場所は都市生活圏の中にあり、行き帰りの時間コストが低い。その上フリスビーはすぐにうまくなれるので、始めたばかりの初心者でもちょっとした達成感を得られ、続けやすい。
フリスビーはスポーツ種目として、ドッヂビーやディスクゴルフなどに分けられるが、基本ルールは非常にシンプルで、すぐに理解して始めることができる。もちろん、プレイヤーがフリスビーに熱中する大きな原因は脂肪燃焼だ。動画に登場するスポーツーの達人によると、フリスビーは有酸素運動と無酸素運動が融合した非常によいスポーツで、1回プレイすると約900キロカロリー消費できるという。
独自の包摂性と社交的な属性を持つフリスビー
たくさんのフリスビーのプレイヤーが、「1回やってみて、またやりたいと思った人は、大抵フリスビーに特有の『包摂性』に魅力を感じている」と口をそろえる。
フリスビーをプレーする場所では、誰もが自分の居場所を見つけることができる。フリスビーでは男女が一緒にプレーするが、激しい競り合いや強い身体接触がある他の多くのスポーツと違い、体がぶつかることは認められておらず、体力に差があっても一緒にプレーすることが可能だ。
こうした極めて高い包摂性のほか、フリスビーが誕生してから持っている社交的な属性もその人気と密接な関連がある。
働き始めて2年になるフリスビーのプレイヤーの文哲さんは、「仕事をするようになって、新しい友だちと知り合う機会が少なくなったが、フリスビーのおかげで、たくさんの魅力的な人と知り合うことができた」と話す。フリスビーは18人から36人ほどで一緒にプレーする。その大半は似たような生活スタイルの、フリスビーの精神性に惹かれる人同士なので、一緒にプレーする中で気の合う友だちをより見つけやすくなるのだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年7月13日
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