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全国統一大市場とは一体何か?
  ·   2022-04-25  ·  ソース:人民網
タグ: 全国統一大市場;市場;経済
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全国統一大市場の建設はどのような新たな変化をもたらせるのか? 

北京大学経済学院の章政教授は、「『意見』実施後は、政策の理念、産業活動、監督管理の実践などにもたらす影響が非常に大きくなり、関連が及ぶ分野が非常に広くなるだろう」との見方を示した。

まず、市場建設の政策と理念に新たな変化をもたらすだろう。これまでは市場について語る時、語られるのは往々にして市場のハードウェアとケース、つまり市場体制と市場展開だった。今日の市場は、市場のハードを考慮するだけでなく、優れた有効な市場をどのように実現すべきかがより注目される。そのうち同意見で言及された四つの「統一」、すなわち統一的な知的財産権保護制度の整備、統一的な市場参入制度の実行、統一的な公平な競争制度の維持、統一的な社会的信用制度の構築は、将来の政策の実践における重要な方向性だ。

次に、産業活動の面で新たな変化をもたらすだろう。たとえば同意見の第3部で言及されているように、市場施設の高い基準での連携では、国家物流ターミナルネットワークの構築を推進し、多様な方式での共同輸送の発展に力を入れることになる。統一的な要素・資源市場の構築では、土地・労働力市場、資本市場、技術・データ市場、エネルギー市場、生態環境市場などに関わってくる。

同意見の第6部は市場の監督管理の実践を専門的に述べており、それには統一的な市場監督管理規則、市場監督管理の法執行、市場監督管理能力の向上の3つの面が含まれる。

全国統一大市場を「計画経済」と歪曲して解釈してはならない 

同意見が公表されると、全国統一大市場の建設加速とは計画経済モデルへの回帰を意味するのではないかとの見方が出てきた。

章教授は、「全国統一大市場と中央政府による統一的な計画経済は、本質的に異なるものだ。どちらも『統一』という言葉を使っているが、『統一』の中身は異なる。これは根本的な問題だ。『統一的な計画経済』は、統一的な購入、統一的な販売、統一的な管理であり、主に政府が決定し、そのうち大部分の資源を政府が所有し、指令によって分配する一種の集中管理を市場メカニズムの代替とするやり方だ」と述べた。

章教授は、「現在提起されている『統一大市場』とは、市場サービスの統一、市場基準の統一、市場監督管理の統一、消費者権利の統一を指しており、価値の法則を通じて協調する統一化、開放化、競争化、秩序化された市場調節メカニズムだ。こうした内在的な活力を備えるとともに、規模が極めて大きく、構造が整い、機能が多様化し、メカニズムが柔軟といった目に見える外在的な特徴も備えた新たな市場の建設政策と実践は、中国が極めて大規模な経済発展を実現するための大きな可能性と大きなステージを提供するものとなる。そのため、両者を混同してはならない」と続けた。(人民網日本語版論説員) 

「人民網日本語版」2022年4月25日

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