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質の高い発展に向けて共にまい進する成渝地域2都市経済圏
  ·   2021-10-22  ·  ソース:北京週報
タグ: 質の高い発展;成渝地域;経済
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重慶市両江新区の三一集団による中国南西地域初のスマート「ライトハウス工場」プロジェクトに従事するスタッフたち(写真=新華社提供)

四川省成都市の成都東駅から高速鉄道に乗り込んだのち、王穎さんは仕事のチャットグループで議論にいそしんでいたが、返信が終わらないうちにふと顔を上げると、すでに重慶市に到着していた。「62分、まるで成都市内を移動するような感覚です」と王さんは言った。ここ1年余り、成都市と重慶市の2都市は融合を加速させており、その変化のスピードに王さんは驚きの声を上げている。「私たちが研究開発したナビゲーション測位システムは精度1メートルを実現し、個別の車道まで判別できて、自動運転の実用化への大きな一歩となりました」と語る王さんが今回重慶市渝北区の仙桃ビッグデータバレーを訪れたのは会社登記のためで、ソフトウェア研究開発チームはまだ成都市にいるが、研究開発サービスはすでに重慶市のスマート自動車企業をターゲットに定めているという。

「私たちはIP(知的財産)の創出や保護、応用サービスを成都に持ち込み、現地政府が提供する付帯サービスを利用して、多くの中小零細企業のデジタル化モデルチェンジの実現をサポートしています」と、ワンストップ企業サービスプラットフォームである重慶猪八戒網の陶然さんは説明する。重慶猪八戒網は現在、成都市にIPビッグデータの南西地域本部を設立している。プロジェクトリーダーの陶さんは成都市で働き、週末には重慶市に戻るという便利な「2都市生活」を送っている。

2020年1月、習近平中国共産党中央総書記は中央財経委員会第6回会議を主宰した際、「成(成都)渝(重慶)地域2都市経済圏の建設を推進し、西部地域で質の高い発展のための重要な成長極を形成すべきだ」と強調した。2020年10月、習総書記は中国共産党中央政治局会議の議長を務め、「成渝地域2都市経済圏建設計画綱要」を審議し、成渝地域2都市経済圏建設の美しい青写真を描き出した。

統計データによると、2都市経済圏地域の2020年の地域総生産は6兆6000億元近くになり、国内総生産(GDP)に占める割合も増えた。重慶市中心部と成都市の経済成長率はいずれも4%に達しており、2都市経済圏の発展をけん引する傾向は明らかだ。さらに2021年、四川省と重慶市は総合交通運輸や現代産業、西部地域科学都市の共同建設などを含む67の重要な協力プロジェクトも打ち出した。

現在、2都市経済圏において、自動車やデジタル情報産業の全域の生産に占める割合は80%以上にまで増え、10の隣接地域における協力プラットフォームの共同建設が加速され、300億元の2都市経済圏発展基金が設立された。2020年、重慶市のハイテク製造業の付加価値は前年同期比13.3%増加し、工業の成長に対する戦略的新興産業の貢献度は55.7%に達した。また、四川省のハイテク製造業の付加価値は前年同期比11.7%増となり、一定規模以上の工業の付加価値を7.2ポイント上回り、四川省と重慶市の伝統的生産・製造業は質の高い発展に向けて加速している。

「2都市経済圏建設の好機を捉え、質の高い発展の追い風は私たちにより多くのビジネスチャンスをもたらしてくれることでしょう」と、王さんは成渝地域2都市経済圏の将来に大きな期待を寄せている。

「北京週報日本語版」2021年10月22日

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