人工知能（ＡＩ）を代表とする革新的な製品、５Ｇを代表とする革新的なインターネット技術、ニューメディアなどを代表とする新興サービス産業など、現在革新的な製品と技術は中国経済を前へと推し進める大きな原動力となっている。 

現在、質の高い発展に向かい邁進する中で、急速なペースは急速なモデルチェンジに、規模の拡張は質と効率の向上となり、革新駆動は中国経済の新たな原動力となっている。中国経済の減速のみを懸念し、革新において表れている中国の巨大な潜在力が見えないことは、危険なことだろうと海外メディアも気付いている。これは経済構造が最適化し続けていることに表れており、２０１８年、サービス業が国内総生産（ＧＤＰ）に占める割合は５２．２％、国民経済成長への寄与率は５９．７％であり、第二産業に比べ２３．６ポイント高かった。またこれは発展の効率が上がり続けていることにも表れており、２０１８年新産業と新製品は成長し続け、一定規模以上の工業における戦略的新興産業の付加価値額は２０１７年に比べ８．９％増加し、一定規模以上の工業におけるハイテク産業の付加価値額は前年に比べ１１．７％増加した。 

現在世界の新たな科学技術革命および産業の変革は中国経済の最適化およびアップグレードと融合しており、中国経済のモデルチェンジとアップグレードの実現に貴重なチャンスを与えている。中国は国連の国際標準産業分類（ＩＳＩＣ）における全ての工業分野を網羅する国であり、２２０種類以上の主要な工業品の生産量が年中世界トップであり、産業の規模効果と革新による成果の転化の効果を有している。中国は約１４億人の巨大市場と規模が世界最大で更に拡大を続ける中所得層を擁しており、消費のアップグレードによって産業のアップグレードをもたらすことが可能だ。中国は人的資本も豊富であり、高等教育を受けた、または専門スキルを持つ人材はますます増えており、研究開発員の規模は５年連続で世界トップの座をキープしている。 

海外メディアの統計によると、昨年ＡＩへの投資のおよそ半分は中国に対するものだった。中国がこれほどまでに魅力的な主な理由は「投資の大幅な増加と高等教育レベルの大幅な向上だけでなく、他国と比べると中国の地方政府の科学技術を支持する力が非常に大きいからだ」。新たな科学技術革命と産業の変革に直面し、中国は新たな発展のチャンスを迎えている。 

「北京週報日本語版」2019年2月22日