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重要な転換期を迎えた中国のロボット産業
  ·   2021-10-18  ·  ソース:人民網
タグ: ロボット;市場;経済
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ロボット市場が勢いよく発展し、新たな注目分野が次々に登場するのに伴って、ロボットをめぐる資本市場の競争がかつてないほど熱を帯びている。調査会社の天眼査の大まかなデータ統計によると、今年1-8月には、中国ロボット産業への融資は60件以上に上り、資金調達額は120億元を超えたという。

この数ヶ月間には、ロボット市場がさらに熱を帯び、有名企業数社が業界の枠を超えて相次いでロボット製品を打ち出した。8月10日には小米が犬型ロボットの「サイバードッグ(鉄蛋)」を発売し、8月20日にはテスラが人型ロボット「オプティマス」を開発すると発表し、9月7日には小鵬汽車が初の馬型ロボット「小白龍」を発表した。

細分化された市場に飛躍のチャンス

9月27日、杭州海康ロボット技術有限公司が次世代自律走行搬送ロボット(AMR)アーキテクチャ/プラットフォーム「智能基座」を発表した。

AMRはここ数年のロボット産業で最大の注目分野と見なされている。海康公司の副総裁兼AMR業務部部長の呉永海氏の説明によると、現在、同社のAMR業務がサービスを提供する世界の企業は累計1500社を超え、これまでにAMRを3万台以上引き渡ししたという。

独自ブランドが細分化された競争の中で業務を深く掘り下げることの優位性がますます顕在化している。泰合資本の馬曄贇副総裁が述べるように、ロボット企業が真に固めるべき外堀は業界の認知、コストの優位性、製品の布陣だ。将来のリーディングカンパニーは、「設備サプライヤー」から「ソリューション・サービスプロバイダー」へとモデル転換を遂げるべきだ。

細分化されたとはいっても、どの分野も非常に大きな市場だ。宋氏は、「これはもう一つの転換期だ。海外ブランドは現在、主に汎用型ロボットを作っているが、収益力が低下すれば、今度は細分化された分野で力を入れるだろう。中国独自ブランドの最大の優位性は現地ブランドであることで、細分化された市場でより必要とされるロボット製品とその部品を開発し、独自の知的財産権を形成したり、イノベーションを通じて海外ブランドに追いつき、併走し、さらには追い越したりする上で有利な立場にある」と述べた。

ロボット産業の発展には整った産業チェーンとニーズのある環境が必要だ。そのためロボット産業パークは中国のロボット発展の過程でますます重要な役割を果たすようになった。大まかな統計によると、ロボットメーカーの自社利用が中心のパークを除いて、20年には全国のロボット産業パークは85ヶ所を超えた。

宋氏は、「ロボット産業の発展には産業界と地方政府が力を合わせる必要があり、一部の製造業が集まった地域で、現地のモデル転換・高度化のニーズとの真の融合をはかり、ロボット産業チェーンを構築することができれば、ロボットメーカーの発展にとってプラスになる。しかし一部の地域には無計画なロボット産業パークの建設現象も見られ、関係当局は指導と規範化を進めて、土地や資金などの資源の大量の浪費を防ぐ必要がある」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年10月15日

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