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「呪術廻戦」に「ハリー・ポッター」……二次元作品をもとにした二次創作が急成長
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· 2021-09-10 · ソース:人民網 |
タグ: 二次元;文化;経済 | 印刷 |
データスマートサービス企業の芸恩数拠はこのほど、「2021年二次元二次創作産業報告書」を発表した。同報告書によると、二次元文化が徐々にメインストリームに躍り出るようになり、これまでニッチ文化に属していた二次元の二次創作産業も急成長期を迎えている。代表的な二次元二次創作プラットフォームが次々に登場し、ますます多様なビジネス化の発展トレンドが見られるという。「北京青年報」が伝えた。
ファンが集まる3つのプラットフォーム、人気が衰えない作品とは
同報告書の指摘によると、二次元の二次創作プラットフォームには、動画、イラスト、文章、特定テーマのセグメントグループなどさまざまなタイプがあり、どのタイプにも安定したファン層がいる。現在、ファンの集まる主なプラットフォームには3種類あり、1つ目は質の高いイラスト類プラットフォームで、LOFTERが代表的なものだ。2つ目は多様化した動画プラットフォームで、動画サイト「bilibili」(ビリビリ)が代表だ。3つ目は小さなセグメントグループのプラットフォームで、半次元が代表だ。今のところ、こうしたプラットフォームに二次元二次創作物が数多く投稿されている。
こうしたプラットフォームにファンたちが集まるようになったこともあり、現在は二次元二次創作がキャラクターのジャンルの限界や人気のライフサイクルの限界を打ち破り、創作者と愛好者の作品愛を通じて、キャラクターにより長い生命を吹き込んでいる。
たとえば網易LOFTERが今年8月に打ち出した「老友季」と題する二次創作募集イベントでは、大勢のユーザーから文学、漫画・アニメ、映画などですでに死んでしまったキャラクターの二次創作作品を募集した。このイベントで最も人気があった作品は「呪術廻戦」、「ハリー・ポッター」、「叛逆者」で、集まった作品は漫画・アニメ、小説、映画などのジャンルに及んだ。オリジナルとなった作品の発表時期も長いスパンに及んでいる。たとえば「ハリー・ポッター」なら小説が出版されたのは1997年だが、最後の映画が封切られたは2013年だ。20数年前の作品が今でも無数の二次創作を生み出していることは、プラットフォームの集積効果と拡大効果が最もよく表れた例だと言える。
今も人気が衰えない「ハリー・ポッター」のほか、「ジョジョの奇妙な冒険」、「ヘタリア」、「凹凸世界」など、すでに新たな内容が発表されなくなっている作品もLOFTERプラットフォームでは引き続き人気ランキングの上位にある。これは他の二次元プラットフォームではほとんど見られないことだ。
作品購入と作り手への「投げ銭」 二次創作が消費をけん引
二次元の楽しみがニッチな世界から徐々に大衆の視野に入るようになると、二次元の創作と消費が盛んになるのは必然的な成り行きだといえる。これは海外市場ではすでに検証された事実であり、中国国内市場でも起こりつつある変化だ。
ユーザーから見ると、二次元の二次創作は趣味の交流であるだけでなく、メインストリームの大衆的な娯楽スタイルになりつつあり、より多くの才能ある作り手たちに創作と革新の可能性を与えることでもある。ここ数年の各種の二次元作品の展示会と大衆への発信とがうまく結びついたケースは、こうした点を証明している。
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