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第1回消費財博覧会、目を奪われる画期的技術の数々
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· 2021-05-11 · ソース:人民網 |
タグ: 消費財博;技術;経済 | 印刷 |
咪咕咖啡(MIGU cafe)のAIコーヒーマスター。
人工知能(AI)、ビッグデータ、仮想現実(VR)などの新しいテクノロジーが消費財と結びつくと、どんな製品が生まれるだろうか。第1回中国国際消費財博覧会には、画期的技術を備えた数多くの製品が登場し、来場者は目を奪われてまるで未来の世界にいるように感じた。中国新聞社が伝えた。
咪咕咖啡(MIGU cafe)の展示ブースでは、「AIコーヒーマスター」と名付けられたダブルアーム6軸ロボットがコーヒーをいれるデモンストレーションをしていた。豆を選んでひき、蒸らし、熱湯を注ぎ、できあがると器具を洗う。流れるように作業が進み、立ち止まって見ていた人たちから歓声が上がった。開発したエンジニアの劉徳萌さんは、「このコーヒーロボットは人間のコーヒーマスターの動きを完璧に再現しており、原料さえ十分であれば、一週間24時間ノンストップでコーヒーをいれることが可能で、すべて同じ品質で提供できる」と説明した。
ロボットは冷たい感じがするなどと考えてはいけない。中国地質大学(湖北省武漢市)の音楽テクノロジーチームが独自に開発したスマート音楽エモーショナル機能ロボット「海百合」は、音楽を利用した感情コンピューティングに基づくスマート読譜、スマート作曲、スマート演奏といった技術的優位性を備える。科学教育、楽器のチェック、芸術パフォーマンス、音楽教育など複数の分野で幅広く応用される可能性がある。
「今では人々は生活をより便利にする商品をより受け入れやすくなり、新しくて珍しい特別なブランドをより受け入れやすくなっている。これには未来のテクノロジーイメージと結びついた一部の商品も含まれる」。ライブコマースの人気者「薇■(女へんに亜、viya)」は消費財博の開催期間中、中国の消費トレンドに対する自身の見方についてこのように話した。こうした見方は今、人々が消費財博でスマート消費財に対して見せる熱意によく体現されている。
消費財博の各パビリオンをめぐると、テクノロジーチックな製品が特に人気を集める様子がうかがえた。科大訊飛(iFLYTEK)の83カ国語対応のダブル画面翻訳マシンのところには、次々に人が来て試していた。オムロンの数分後の実測値を短い時間で測る予測実測式体温計も人気があった。シンガポールのオーシム・インターナショナルの展示ブースも展示されたマッサージチェアが人気で、続々と人が集まっていた。このチェアは圧力緊張度センサーが搭載され、座った人の体の状態を自動的に検出して、マッサージのコースを科学的に組み立てることができるという。
また消費財博ではスマートスポーツがちょっとした旋風を巻き起こしていた。スマート・ローイング・マシンは、船をこぐ動作が正確かどうかをカメラがチェックし、1人でこぐこともネットに接続して複数人数でこいで競技をすることもできる。スマート・サンドバッグは表面にいろいろな色でパンチする場所が自動的に表示され、ゲームのように楽しくボクシングの練習ができる。サッカー・スマート・トレーニングシステムでは、パスやシュートの練習ができるほか、ピッチでの練習の難易度を上げて、サッカーのトレーニングにテクノロジーの「翼」を与えることもできる。泰山体育産業集団有限公司が出展したスマート体力測定一体型マシンは、腕立て伏せ、踏み台昇降、腹筋運動など11種類の体力測定プログラムと体脂肪率、筋肉量、推定骨量など15項目の体組成データ測定が可能で、測定の結果に基づいてト
レーニングプランを提示する。こうしたスポーツ関連の展示エリアは大人気で、大人も子どもも次々にやって来て手や足を動かしていた。
湖北省のパビリオンには自動運転バスが展示された。L4級自動運転システムと5G平行運転システムに対応し、主に都市部、各種パーク、観光地の道路で自動運転シャトルのサービスを提供し、車両には基本的に運転席がない。近くで車両を眺めていた王さんは取材に、「『テクノロジーが暮らしをより素晴らしくする』というのがどういうことなのか、本当によくわかった。これまで未来はまだ遠い先のことだと考えていた。こんなに近くにあるとは思わなかった」と話した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年5月11日
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