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有料知識コンテンツに2回目の波は来るか?
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· 2021-01-22 · ソース:人民網 |
タグ: 有料知識コンテンツ;学習;経済 | 印刷 |
中身が商品の価値を決める基礎
中身が有料知識コンテンツの価値をほぼ決定し、消費者にお金を払いたいという気持ちを起こさせる。現在の有料知識コンテンツは主に2つのタイプに分類される。
1つは従来の意味での知識に関するコンテンツで、金融や歴史に関するコンテンツなどがこれにあたる。もう1つはコミュニケーション、感情、仕事、健康・ヘルスケアなどの分野でのリベラル・アーツに関するコンテンツだ。異なるタイプの有料知識コンテンツは中身の価値やユーザーの面で異なる特徴を見せている。
一方で、有料知識コンテンツの価値はそのコンテンツの専門レベル、実用性と比例する。従来型の有料知識コンテンツは専門レベルと実用性が高いため、その価格も高くなることが多い。
有料知識コンテンツは中身の価値の勝負
忙しくても時間を見つけて有料知識コンテンツを購入する人が増えているが、知識には「買うことイコール身につくことではない」という特徴がある。
曽琳さんは2年前には英語や財経などスキルアップカリキュラムを熱心に購入していた。「周りの人がスキマ時間を利用して勉強しているようなので、後れを取りたくなかった」と話す曽さんだが、しばらく「スキマ時間学習」をしてみて気づいたのは、それほど多くのことを学べていない現実だった。「一部のカリキュラムは質が低くて、半分も学べずにやめてしまった。たとえいいコンテンツがあっても、スキマ時間での学習では集中できなくて、実際のところ、大きな労力を費やしてもあまり成果が上がらなかった」という。
曽さんのようにかつては焦って有料知識コンテンツを購入していたが、自分を見つめ直し、購入に対して慎重になる人がますます増えている。そのため、感染症が有料知識コンテンツの2回目の波を引き寄せはしたものの、プラットフォームの中にはサービスを終了するところも出てきた。最近では、字節跳動(バイトダンス)が20億元を投入したコミュニティサイトの「悟空問答」が2月3日に運営を停止すると発表した。1週間前にも、バイトダンス傘下の有料知識コンテンツ「好好学習」が1月20日をもって運営を停止すると発表した。
調査会社の易観がこのほど発表した「2020年音声有料知識市場分析報告」によると、20年は感染症を受けてオンラインでの学習ニーズやスキルアップニーズが高まり、有料知識コンテンツが再び躍進したが、中身の価値こそが有料知識コンテンツのカギであると同時に、細分化されたユーザー層にそれぞれ焦点を合わせることも必要だ。利用者は、有料のカリキュラムや音声・動画といったコンテンツの価値を判断する力が必要であり、質の低い有料知識コンテンツで損をしないようにしなければならないという。(人民網日本語版論説員)
「人民網日本語版」2021年1月21日
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