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世界最大の自由貿易圏RCEPが誕生 その深い意味とは?
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· 2020-11-17 · ソース:人民網 |
タグ: RCEP;自由貿易;経済 | 印刷 |
——RCEPは質が高い協定だ。物品貿易の関税撤廃対象品目の数量は全体の90%を超えた。サービス貿易と投資の開放水準は既存のASEANと中国による「10+1」FTAをはるかに上回る。同時に、RCEPには中日、日韓の2つの重要な国家間の自由貿易関係も新たに加わり、地域内の自由貿易レベルが著しく上昇した。国際的シンクタンクの試算では、25年にRCEP加盟国の輸出増加率はベースラインを10.4%上回るという。
——RCEPは互恵の協定だ。RCEP加盟国には先進国もあれば、発展途上国も後発開放途上国もあり、加盟国間の経済体制、発展レベル、経済規模の開きは非常に大きい。RCEP協定は各方面の要求に最大限配慮し、物品、サービス、投資などの市場参入とルールの上で利益のバランスを実現した。また後発開発途上国に特恵待遇を与え、中小企業と経済協力及び技術協力の2章を特別に設け、発展途上の加盟国の能力形成の強化を支援し、この地域の包摂的でバランスの取れた発展、RCEPの成果の共有を促進する。
中国の「2つの循環」の新たな発展局面の加速的形成を後押し
世界に向けた高い標準のFTAネットワークを構築する——第14次五カ年計画の中で、「高い標準の対外開放を実行し、協力・ウィンウィンの新たな局面を開拓する」ことについて明確な規定が打ち出された。
FTA戦略の実施を加速するのは、中国の新たな対外開放の重要な内容だ。RCEP署名後、中国が対外的に署名したFTAは19件になり、自由貿易パートナーは26に増えた。このことが中国のFTAネットワークの「実質の価値」を大いに高めることは確実だ。
王氏は、「RCEPを通じて中日FTAパートナーシップを新たに構築すれば、中国とFTAパートナーとの貿易額のカバー率は現在の27%から35%に上昇する」と述べた。
RCEP加盟国はすべて中国の重要な経済貿易パートナーだ。商務部(省)のデータでは、20年1-9月に中国と他のRCEP加盟国との貿易額は1兆550億ドル(約110兆1842億円)に達し、中国対外貿易総額の約3分の1を占めた。
王氏は、「RCEPの妥結は中国の輸出市場の可能性を拡大し、国内の輸入消費ニーズを満たし、地域の産業チェーン・サプライチェーンを強化するのに役立ち、対外貿易の安定と外資の安定にプラスに働き、国内の大きな循環を主体としつつ、国内と国外の2つの循環が相互に作用し合う新たな発展局面を形成するための有効な支えを提供することにもなる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月17日
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