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IMF「今年の世界経済は4.4%減、中国は唯一プラス成長」
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· 2020-10-14 · ソース:人民網 |
タグ: 中国経済;世界経済;経済 | 印刷 |
国際通貨基金(IMF)は13日に「世界経済見通し」を発表し、2020年のグローバル経済成長率は前年比4.4%減少するが、中国経済は同1.9%増加する見込みで、世界で唯一のプラスを達成する主要エコノミーになる、との見方を示した。新華社が伝えた。
見通しによると、経済が徐々に再開して、グローバル経済は底から抜け出しつつある。中国は重要な寄与者として、世界貿易の6月以降の回復を支えた。しかし一部の地域では新型コロナウイルス感染症の蔓延が加速し、多くのエコノミーが8月から経済再開の歩みを緩めているという。
IMFは、第2四半期(4-6月)の経済が予想よりも好調で、政策の支援と為替レートが現在の水準を維持し、ソーシャルディスタンスが2021年まで続くと仮定すれば、今年のグローバル経済成長率は4.4%減になると予想する。IMFは新たな購買力平価で6月に発表した「世界経済見通し」を修正しており、この修正後のデータに比べ、最新の見通しではグローバル経済成長率が0.8%上方修正した。
IMFによると、感染症がもたらした衰退がグローバル経済に深刻なダメージを与え、グローバル経済回復の道のりは非常に長く、つまずきやすくなっているという。またIMFは、21年のグローバル経済が5.2%増加すると予測し、今年6月の予測値より0.2ポイント下方修正した。
具体的にみると、今年は先進国の経済が5.8%減少し、新興市場と発展途上国の経済は3.3%減少する見込みだ。米国は4.3%減少、ユーロ圏は8.3%減少、日本は5.3%減少で、いずれも6月の予測値より上方修正された。インドは10.3%減少で、6月の予測値より5.8ポイント下方修正された。
見通しによると、中国は世界で唯一、プラス成長を達成する主要エコノミーになるという。IMFは、中国経済は今年1.9%増加すると予測し、6月の予測値より0.9ポイント上方修正した。また中国経済は21年も成長を続け、成長率は8.2%に達すると予測した。
IMFのチーフエコノミストのギーター・ゴピナ氏は、「封鎖措置の緩和や世界各国の政府と中央銀行がかつてない規模で迅速に支援政策を打ち出したことから、グローバル経済は上半期の崩壊の淵から持ち直しつつあるが、危機はまだ終息にはほど遠い。グローバル経済の回復の道のりはおそらく非常に長く、不均衡で、不確実性の高いものになるだろう。世界の各エコノミーは財政・金融支援政策を早急に終わらせることなく、経済の持続的な回復を確保しなければならない」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年10月14日
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