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中国の独身者2.4億人 お金はどこに使っているか
  ·   2020-07-16  ·  ソース:人民網
タグ: 独身;消費;経済
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(3)お金でよりどころを買う

おひとり様は孤独をどうしているのか。お金を使う、が答えだ。おしゃべりにつきあう、ゲームにつきあう、お休みを言う、食事につきあうなどなど、さまざまなつきそいサービスが次々に生まれている。孤独が都市のBGMになった今、その脈動の中にビジネスチャンスをかぎつける人もいる。

精神的なよりどころとして、ますます多くの独身者が猫や犬を飼い、ペットに夢中な「ニャン星人」、「ワン星人」になる。特に一人暮らしの若者はペットを飼っている割合が高く、ペットブームは80後(1980年代生まれ)と90後(1990年代生まれ)の若い層に集中的に現れている。

(4)お金で未来を買う

このほか、独身者層は自分への投資を重視し、フィットネスやオンライン教育などで得られる向上感もコアニーズになっている。スポーツ施設を利用する人のうち、19-35歳の若いユーザーが約70%を占める。ニールセンがこのほど発表した「中国独身経済報告」によれば、独身者層は暮らしと自分への期待がとりわけ高く、「これからの1年間に空き時間を利用して本を読みたい」と考える人が22%に上り、「新しい技能を習得したい」は18%、「自分の興味や趣味を育てたい」は17%だった。

おひとり様経済は次のビジネスチャンス?

同報告は、独身者が増え続けるのにともない、独身者層の消費力が軽視できなくなり、新たな消費トレンドが起きようとしているとの見方を示した。

データをみると、独身者で高齢者の世話や子どもの教育の圧力に直面している人は1%しかおらず、ここから独身者の消費意欲の強さがうかがえる。これからの1年間で、「できるだけ早くシングルから抜け出したい」とした独身者はわずか10%だった一方、「引き続きシングルでいたい」は31%に上った。言い換えれば、予見可能な未来の中で、「長らくシングルでいる」か「永久にシングルでいる」層が生まれる可能性が高いということで、この層は消費人口に占める割合は低いが、消費のポテンシャルは非常に高い。

独身者層全体の特徴は、安定した相当の収入がある、消費力が高い、質の高い教育を受けてきた、暮らしの質に対する要求が高い、「自分のために生きようとする意識」が高い、非常にはっきりした自分のための消費ニーズと消費意欲をもっていることなどだ。

また「独身貴族」と言われる人の多くは一人っ子で、日々の暮らしの中で経済的プレッシャーを受けることはないばかりか、上の世代からの経済的支援があり、その消費意欲と消費力は往々にして収入のレベルを上回る。またこの層はより洗練さを求めることから、その消費の嗜好と傾向が新たなトレンドになり、他の消費層に影響を与える可能性が高いという点がより重要だ。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年7月15日

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