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テスラが時価総額世界一 販売量でトヨタにはるかに及ばないのになぜ?
  ·   2020-07-06  ·  ソース:人民網
タグ: 自動車;テスラ;経済
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米国の電気自動車(EV)メーカーのテスラはまたもや株価が過去最高を更新した。

7月1日(現地時間)の米株式市場の終了時に、テスラの株価は1株あたり1119.63ドル(1ドルは約107.5円)で前日比3.69%上昇し、テスラの時価総額は2076億ドルに達して過去最高を更新し、世界の自動車メーカーの首位に立った。

前日の株価は1079.81ドルで引け、同6.98%大きく上昇し、時価総額も初めて2千億ドルを突破した。。

設立してからわずか17年、年間販売量はトヨタの足下にも及ばず、年間の黒字も達成していないテスラが、なぜ時価総額2千億ドルを達成できたのだろうか。

基本的な面をみると、テスラの株価高騰は、同社が3四半期連続で利益を上げたこと、販売量が予想を上回ったことと関連する可能性がある。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は今年6月29日のメールの中で、「今年第2四半期(4-6月)にテスラは収支のバランスを達成する見込み」と述べた。投資家とウォール街はテスラは同期に大きな損失を出すと予想していた。

2019年10月24日に発表されたテスラの第3四半期(7-9月)決算によると、株主に帰属する純利益は1億4300万ドルで、赤字から黒字への転換を達成し、自動車事業の粗利益率も再び上昇に転じた。またテスラは当時、上海のギガファクトリーを稼働させようとしているところで、21年に完成予定の欧州のギガファクトリーの立地選定も始まっていた。こうした好材料を受けて、この日のテスラの株価は17.67%大きく上昇して300ドルに達した。

その後もテスラの好材料が次々に聞こえてきた。19年11月、テスラの電動ピックアップトラック「サイバートラック」が発売され、マスクCEOが「すでに20万人が予約金を支払った」と発表すると、株価は336ドルに上昇した。20年1月7日、上海ギガファクトリーで製造したEVが正式に引き渡しされ、この日の市場では株価が1.93%上昇して、451.54ドルで引けた。

テスラの業績が予想を上回ったため、株価が上昇を続け、今年2月4日には取引の中盤で過去最高の968.99ドルをつけた。

ロイター通信は当時、「テスラの19年第4四半期決算が意味するのは、テスラがゼネラルモーターズ(GM)やBMWなどの有名な重量級自動車メーカーとの競争で新たな里程標にたどり着いたことだ」と指摘した。

ネット証券会社の富途証券が各方面の見方を総括して述べたところによると、「テスラの株価が大きく上昇したのは次の原因による。世界の新エネルギー自動車産業の推進が加速している。テスラが寧徳時代新エネルギー科技股フン有限公司(フンはにんべんに分)と協力するのは、産業の発展ペースが大幅に加速し、コストが大幅に引き下がり、需要を喚起して絶えず増加することを示している。そして現在、世界の完全電気自動車の市場シェアは2-3%ほどにとどまる」という。

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