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アヒル!ハリネズミ!アライグマ!新たな「ペット経済」の波
  ·   2020-06-24  ·  ソース:人民網
タグ: ペット;消費;経済
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〇「ペット経済」は中国でどれくらい人気か?

調査会社の企査査が「ペットカフェ」をキーワードに検索をかけたところ、全国に条件に合致した企業が853社あることがわかった。これにはペットカフェ以外の形で登録経営する店は含まれない。

こうしたペットを中心にしたカフェは、一般的なカフェより値段が高い。一般的にセット料金は数十元から100-200元で、入店料や最低金額を設定するところもある。上海にある「かわいいダッククラブ」は入店料が38元で、80分の時間制限がある。

「2019年中国ペット消費トレンド報告」によれば、一風変わったペットの消費はここ数年の間に起きたことで、ユーザーのニーズは実に様々で、猫と犬が中心のペット市場という従来の局面をひっくり返す可能性がある。現在、中国国内のオンラインペット消費の主なユーザーの属性は、女性、85後(1985年から1989年生まれ)、未婚、大卒などだ。ペットの飼い主に共通する特徴は、ペットを飼うことが飼い主にとっては感情面のニーズという意味合いがより強いことだという。

また同報告によると、ペット経済の中身は実は孤独を扱うビジネスであり、若い消費者とより高学歴の消費者が増加するにつれ、個性化・多様化・趣味化した消費ニーズが消費高度化の発展をさらに後押しすることが予想されるという。

〇一風変わったペットの台頭は個性化のバンドワゴン効果か

ここ数年、一風変わったペットたちの市場が突然発展したのはなぜか。心理カウンセラーの徐氷さんは、「これは一種の個性化した心理的ニーズの現れだ。物質的条件がどんどん豊かになる今、人間の精神的ニーズが絶えず高まるようになる。ペットを飼うことから一種の心理的ニーズが映し出される」と説明する。

徐さんからみると、ペットには種類ごとに特徴があり、「人間がペットを選ぶ時には、心の中の潜在意識が自分自身と同じ特徴をもつペットか、似た特徴をもつペットを選ぶ」のであり、さらに分析を進めると、「一方ではペットを飼うのはパートナーを手に入れる一種の有効な方法だ。また感情のコミュニケーションをしたいというニーズが満たされる。どんなペットを飼うにしても、実はその役割の多くはパートナーだ。自分が普段の暮らしの中では外に出すことのできない気持ちを解放し、孤独感をまぎらわし、コミュニケーションの目的を達成する」のだという。

徐さんは続けて、「今はいろいろな動物を飼うことが流行っている。これは一方ではペットに自分と似た特徴を見いだそうとするからであり、また一方では個性化のバンドワゴン効果で、スターや有名人の真似をしたり、一定の影響力をもった人のやり方を真似るというものだ。実際のところ、これは一種の心理的な暗示を表す方法であり、多くの商品がスターをイメージキャラクターにするのと原理は同じだ」と説明した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年6月24日

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