ホーム >> 経済 >> 本文 |
グローバル経済が落ち込むなかで中国はなぜ対外貿易・外資の安定を守るのか?
|
· 2020-06-10 · ソース:北京週報 |
タグ: 対外貿易;外資;経済 | 印刷 |
海南省海口市の海口秀英港に入港したロールオン・ロールオフ船(写真=新華社提供)
対外貿易・外資の安定は中国の民生の保障と雇用の安定に関わるだけでなく、世界経済の回復、産業チェーン・サプライチェーンの開放と安定にも関係している。
対外貿易・外資の安定は、雇用の保障の重要な内容だ。今年の政府活動報告の優先目標は雇用の安定と民生の保障であり、対外貿易・外資は2億人に就職の機会をもたらし、そのうち8000万人は農村からの出稼ぎ労働者だ。対外貿易・外資の安定は雇用の安定と民生の保障のために構築されたセーフティーネットでもある。
対外貿易・外資の安定は、市場主体の保障における重要な構成要素だ。対外貿易に携わる市場主体は70万以上、対外貿易・外資系企業は100万社を超えており、中国の対外直接投資および外資誘致額は3000億ドルにのぼる。対外貿易・外資の安定はまさしく新型コロナウイルスによるダメージの中で市場主体の安定的発展を確保する重要な構成要素だ。
対外貿易・外資の安定は、国際的な産業チェーン・サプライチェーンの安定を確保するための貢献力だ。国際分業、グローバル産業チェーン・サプライチェーンの中で、中国は重要な地位を占め、先進国だけでなく発展途上国とも繋がっている。新型肺炎のダメージによってグローバル産業チェーン・サプライチェーンは試練と断裂のリスクに直面しており、対外貿易・外資の安定はまさしくグローバル産業チェーン・サプライチェーンの安定、開放、高効率を保つために行われた重要な貢献だ。
対外貿易・外資の安定は、質の高い「一帯一路」共同構築の重要な内容だ。中国は既に170以上の国・地域と「一帯一路」共同構築の協力文書に調印しており、新型肺炎のダメージによってグローバル経済が「ロックダウン」状態に陥る中、コネクティビティの強化はとりわけ貴重だ。「一帯一路」は各国がハードからソフト、インフラから人的・文化的交流の面までインフラ建設とコネクティビティを強化することを目的としており、対外貿易・外資の安定はまさしく質の高い「一帯一路」共同構築の重要な内容だ。
対外貿易・外資の安定は、世界経済の回復を促進する重要なエンジンだ。国際通貨基金(IMF)の見通しでは、新型肺炎のダメージを受けて今年の世界経済の成長率は3%以上減少する。世界経済の成長エンジンである国際貿易は、経済成長を復活させる役割を負っている。世界一の貨物貿易大国、世界第二位の対外投資大国として、ここ十数年間世界経済の成長に対する中国の寄与率は30%を超えている。そのため、対外貿易・外資の安定は経済成長の安定と世界経済の回復の促進のためにも貢献を果たしている。
対外貿易・外資の安定は、高水準な対外開放であり、開放型の経済体を構築する重要な内容だ。新型肺炎のダメージを受けたとしても、中国は一般製造業を100%対外開放している状況のもと、サービス業の市場参入の範囲を広げ、ネガティブリストの管理を推進し、サービス業の対外開放を拡大している。金融業などのサービス業の対外開放を加速させ、対外貿易・外資のために発展の余地を切り開き、潜在力を高めた。それだけではなく、対外貿易・外資の安定は新型肺炎の感染拡大が続く中で人類運命共同体を構築する具体的な実践、重要な貢献でもある。
「北京週報日本語版」2020年6月10日
シェア: |
|
このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
京ICP备08005356号 京公网安备110102005860号