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感染症が収束へ 「リベンジ的貯蓄」が来たのか?
  ·   2020-04-29  ·  ソース:人民網
タグ: 消費;貯蓄;経済
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「リベンジ的貯蓄」が「リベンジ的消費」に転換するか?

同報告によると、今年第1四半期には中・低所得層とフリーランスが仕事の安定性と収入という点で感染症の影響を強く受け、今後の見通しも楽観できないことから、「リベンジ的消費」が出現する可能性は高くないという。また未来の予測では、大半の世帯が経済回復に楽観的な見方を示し、「今後6ヶ月以内に経済は回復する」とした世帯が58.4%に上った。こうした楽観的ムードは中国が短期間で感染症を抑制し、政府に対する国民の信頼感が高まったことが背景にあるという。

中国光大銀行金融市場部の周茂華マクロアナリストは、「住民に埋め合わせ的消費という反動が起こる可能性がある。これは主に中国国内の雇用市場が基本的に安定し、個人の貯蓄が大幅に増加し、国内の感染症対策が段階的な成果を収めたことの現れだ」との見方を示した。

しかし周氏は次のようにも述べた。「短期的に『リベンジ的消費』が起こる可能性は低く、これは一方では世界の感染状況がまだターニングポイントを迎えていないこと、中国国内の感染対策はまだ緩めてよい段階にきていないこと、そのため個人の消費活動には引き続き制約があるためだ。また一方では海外で感染が拡大し、グローバル経済の見通しの不確実性が上昇し、中国の消費者心理に一定のマイナス影響を与えているためだ。リベンジ的消費が来るかどうかはわからない。埋め合わせ的消費は遅かれ早かれやって来るだろう」。

貯蓄が増えるのは、結局よいことか悪いことか?

貯蓄が多いことは高貯蓄とも言う。高貯蓄はより多くの資金を保有し、投資に回して経済成長を牽引できることを意味する。非常に大きなポテンシャルだ。

高貯蓄は、短期的に消費を喚起して経済復興をバックアップするのが難しいということも意味する。もちろん、今は一時的な困難に対してやむを得ないという面がより強い。

専門家は、「感染症が収束するに向かうにつれ、国民の経済見通しへの信頼感が回復し、人々は消費や投資をするようになるだろう。よって、今後は企業の貯蓄の伸びが回復し、個人の貯蓄はある程度減少することが予想される」との見方を示した。

注意しなければならないのは、感染症の試練を経たことで、人々の資産運用への意欲や貯蓄への意欲が喚起される可能性があることだ、特に感染症からの回復期において可能性が高まる。これからどのような状況が続くのか、今はまだはっきりとわからない。これから多くの人が消費を抑え、貯蓄を強化する道を選ぶとみられる。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年4月29日

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