外資を引き付ける中国の優れた環境

中国への外資参入は、中国のさまざまな環境に対する総合評価の後に下された決定だ。経済的環境では人的コストのほかに、産業チェーンシステム、インフラ、市場規模など多くの面も含まれる。

産業チェーンシステムが完備されている。中国の工業は４１の大分類、２０７の中分類、６６６の小分類を有し、全世界で唯一国連の産業分類リストの全工業分野を持つ国だ。

インフラが発達している。高速鉄道と高速道路の規模は世界一で、世界十大港湾のうち中国は７港を占め、インターネット通信の構築は世界の最先端をいく……高度に発達したインフラは投資と興業にハード面でのサポートを提供している。

市場の規模と潜在力がとても大きい。中国は約１４億の人口を有し、巨大な市場規模と消費の潜在力を持っている。

また、対象国の政治が安定しているかどうか、法治が完備されているかどうかは、外資の参入や事業継続の決定に関わることだ。

中国共産党の執政は基礎がしっかりと安定している。中華人民共和国成立７０年以来、「世界でまれに見る経済の高速発展という奇跡と社会の長期的安定という奇跡」を生み出し、中国の特色ある社会主義制度と国家ガバナンスシステムが人民に深く支持され、強大な生命力を持つことを証明している。

法に基づく国家統治が外商の合法的権益を保障する。改革開放後、中国は前後して３つの法律を打ち出し、中国における外資誘致の法的基礎を打ち立てた。中国共産党第１８回全国代表大会以降、中国は法に基づく国家統治を着実に推進し、さらなる対外開放を推し進め、関連する法律規定をさらに更新し、整えた。「ビジネス環境最適化条例」「中華人民共和国外商投資法」が２０２０年１月１日より施行され、外資の市場参入の拡大、外商投資の積極的な促進、知的財産権を含む外商投資の合法的権益の保護のために法治保障を提供している。

「北京週報日本語版」2020年4月27日