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米株式市場「サーキットブレーカー」発動 株価暴落の原因は?
  ·   2020-03-10  ·  ソース:人民網
タグ: 株式市場;米国;経済
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暴落したのは米株だけではない 

サウジは原油の輸出価格引き下げと大幅増産計画を明らかにして「価格戦争」を引き起こし、これに新型肺炎による需要の低迷といった要因が合わさり、9日には国際原油価格が主要取引市場の開始からすぐに30%以上値下がりして30ドルを下回り、これにより、世界の主要なリスク資産が大幅に値上がりした。

「価格戦争」などの影響で、9日はアジア・太平洋の株式市場が軒並み暴落した。日系平均株価が5.07%低下し、韓国総合株価指数は4.19%低下し、香港ハンセン株価指数の下げ幅が4%を超えた。欧州市場にも影響が及び、現時点で英国FTSE100指数は6.31%低下、フランスCAC40指数は6.49%低下、ドイツ株価指数は6.59%低下している。

海通証券のチーフエコノミストである姜超氏は、「金融市場がこれほど混乱した根本的な原因は、やはりグローバル経済に成長のエネルギーが不足していること、政策の可能性が限定的であること、これまでの株式相場が高すぎたことなどにある。こうした背景の中、突発的な状況が起これば、グローバル金融市場にはたやすく大きな動揺が起こる」と指摘した。

サーキットブレーカーとは? 

1987年10月19日、米ニューヨーク証券取引所で史上最大の暴落が起こり、ダウ平均はその日のうちに22.6%低下したが、サーキットブレーカーと値幅制限がなかったため、百万人を超える富豪が一夜にして資産を失って転落し、米金融界はこの日を「ブラックマンデー」と呼んだ。

1988年10月19日、米商品先物取引委員会(CFTC)と米証券取引委員会(SEC)はニューヨーク証券取引所とシカゴ・マーカンタイル取引所におけるサーキットブレーカーのシステムを承認した。

サーキットブレーカーのシステムとは、相場が極端に下落すると取引を停止または閉鎖するというもので、発動の有無はダウ平均の前日終値に基づいて決定される。これまでにたびたび改定され、現在適用されている基準は、ダウ平均が米国東部標準時の9時30分から15時25日までの間に7%以上下落した場合は、レベル1として取引が15分間停止され、13%以上下落した場合は、レベル2として取引が15分間停止され、20%以上下落した場合は、レベル3としてその日の以降の取引がすべて停止されるというものだ。

米株式市場でこれまでに同システムが発動されたことは1回しかなく、1997年10月27日にダウ平均が7.18%低下した時で、この日の終値は7161.15ドルとなり、1915年以降で最大の下げ幅となった。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年3月10日

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