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日本人が次々にノーベル賞を受賞している秘訣は?
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· 2019-10-14 · ソース:人民網 |
タグ: ノーベル賞;経済発展;経済 | 印刷 |
21世紀にノーベル賞を受賞した日本人は19人。ほぼ毎年日本人1人が受賞している計算になり、価値の高い物理学賞や化学賞に多い。北京商報が報じた。
ノーベル賞を受賞する日本人が多いため、それを羨望の眼差しで眺め、好奇心を抱いている中国人も多い。中国は今、日本から学ぶことで、自分を磨き、成長しなければならない。
日本人が次々にノーベル賞を受賞している理由について、「民族性」や「文化」を挙げる人も多いかもしれないが、実際はこの見方は逆だと言える。日本が成功したからこそ、その原因を日本の民族的特質に帰したのだ。しかし、単に日本人が慎み深く、勤勉で、恩や義理を大切にする点だけに目を留めるなら、それは上辺だけのものしか見ていないことになる。
端的に言えば、全ては経済と関係があるといっても過言ではないだろう。
ノーベル賞が反映しているのは、数十年かけて積み重ねられた歴史的貢献であって、目の前にある成果ではない。日本人が近年、続々とノーベル賞を受賞しているのは、1970-80年代に経済、社会が繁栄し、その後80-90年代にかけて科学研究に膨大な資金が投じられたからだ。
日本の経済は戦後に成長し始め、50-60年代の高度経済成長期にしっかりとした基礎が固められた。70年代にはオイルショックがあり、日本は経済の質の高い発展へと舵をきった。70年代、日本の研究開発費が国民総所得に占める割合は常に2%を超え、右肩上がりで増えた。そして、失われた20年の時でさえ、研究開発費は常に3%以上を維持した。
その他、教育経費が国民総所得に占める割合も上昇の一途をたどっている。科学教育の面でも、金がなければそれをやり遂げることはできない。経済が発展するにつれて、日本の科学研究への資金投入や教育への資金投入は強化され続け、ヒューマン・キャピタルのボーナスが積み上げられ、その成果が出るようになっている。
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