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中国のデリバリーが値上げ コスト増で消費者にしわ寄せ
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· 2019-03-28 · ソース:人民網 |
タグ: デリバリー;コスト;経済 | 印刷 |
北京で人材資源システムの開発を手がける劉江さんは、「ここ最近、デリバリーが高くなった。今までは20元(1元は約16.4円)もあればお腹いっぱい食べられたのに、今は25元出しても満腹にならない」と話す。
▽一定額で割引きサービスが縮小
デリバリーを頼む際、消費者が支払う料金には料理代、包装代、配送料が含まれ、一定額で割引きになるサービスやクーポン券があれば実際に支払う金額はそれに応じて少なくなる。
料理が出来ない劉さんは北京で働き始めてからの2年間、台所道具を何も持っていなかった。お腹が空けばデリバリーを頼んでいたという。
劉さんは最近になって、デリバリーの一定額で割引きのサービスが大きく変わったことに気づいた。「これまでのデリバリーの経験を振り返ると、いつもは一定額で割引きサービスを利用すればより値頃感があったが、最近はサービスが目に見えて縮小した感じがする。周りの人も『デリバリーが高くなった』と話している」という。
▽業者が一定額で割引きサービスを縮小した理由
北京市西城区にあるレストランの店員は、「最近うちの店が一定額で割引きサービスをやめた主な原因は、プラットフォームと実店舗でメニューの値段は一緒、販売量もほとんど変わらないが、プラットフォームは売り上げが一定の金額に達すると一定のマージンを納めなくてはならず、店にしてみればもうからないからだ」と説明した。
▽配送料が値上がり
一定額で割引きサービスの縮小だけでなく、配送料の値上がりについても消費者とデリバリー配達員によって実証されている。
ネットユーザーは、「ある日の午後にミルクティを飲みたいと思ってデリバリープラットフォームをみると、いつも頼んでいた店の配送料が値上がりしていた」と発信した。
消費者からの情報によると、デリバリー1件につきこれまで3~5元だった配送料が、今は6~8元が普通で、9~10元の場合もあり、高いケースでは15元になることもあるという。
複数のデリバリー配達員から、「配送料はデリバリプラットフォームが決めている。値上がりはしたが、配達員の収入は増えていない。決まった分しかもらえない」といった声が聞こえる。
北京市豊台区で営業する業者のオーナーは、「今、配送料はお客様と店側で負担しており、金額はプラットフォームが決める。一定額で割引きサービスは本部が決めるもので、今は25元買うと18元割引き、49元買うと21元割引きだ。手数料はプラットフォームが不定期に値上げする」と述べた。
同オーナーは続けて、「今はデリバリーをやっても基本的に利益が上がらない。コストは上昇したが、うちの店のメニューは値上げしていない。うちの商品の価値がどれくらいか、自分でよくわかっているからだ」と述べた。
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