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高速鉄道を中心市街地に引き入れる中国の都市増加中 そのワケは ?
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· 2019-03-27 · ソース:人民網 |
タグ: 高速鉄道;都市;経済 | 印刷 |
つまり、高速鉄道駅が市街地から遠い場合、中距離、短距離の移動を計画する利用客にとっては不便で、高速鉄道の都市圏における基礎的役割が十分に発揮されない状態となる。そのため、高速鉄道を市街地に引き入れることは、中距離、短距離の移動を計画する利用客にとって便利になり、都市圏の一体化加速につながる。
昨年5月、中国国家発展改革委員会、自然資源部(省)、住房・城郷建設部(省)などが共同で発表した「高速鉄道駅周辺地域の合理的な開発・建設推進に関する指導的意見」は、高速鉄道駅の立地は、土地利用全体的な計画や都市の全体的な計画にマッチしていなければならず、高速鉄道のアクセスの良さと、高速鉄道駅周辺の開発、建設とうまく融合させ、技術的基準という条件を満たすだけでなく、地域の発展に貢献する必要がある。鉄道を新たに建設する場合は、都市を分割することをできるだけ避け、高速鉄道を便利に利用できるように、都市の中心市街地、または既成市街地の近くに新たな駅を設置しなければならないとしている。
華南都市研究会の会長を務める、■南大学(■は既の下に旦)の胡剛教授は、メディアの取材に対して、「これまで、高速鉄道駅のほとんどは都市の周辺に建設されてきた。その客観的原因は、都市の中心市街地は土地の確保が難しいのに対して、周辺は容易であったためだ。しかし、それにより、アクセスが不便といった問題が生じることになった」と分析した。
そして、「現在、高速鉄道を市街地に引き入れる場合、そのほとんどが現有の鉄道駅をリニューアルするという方法がとられることになる。中心市街地に新たに高速鉄道駅を建設するために、土地を確保したり、線路を建設したりするというのは困難なため、この方法は比較的実施が容易だ」とした。
広東省経済体制改革研究会の彭澎副会長も、「中心市街地に新たに高速鉄道駅を建設するというのは難易度が高い。そのため、現有の鉄道駅をリニューアルし、高速鉄道を引き入れれば、それを便利に利用できるようになる。例えば、広州の複数の鉄道駅に、高速鉄道を引き入れることで、非常に便利になるだけでなく、広州南駅にかかるプレッシャーを分散させることもできる」との見方を示す。
例えば、旧市街の鉄道駅は、中距離、短距離の移動をメインにし、省を跨ぐような長距離移動は主に、周辺の高速鉄道駅を利用する。そのようにすることで、都市圈の発展にとってメリットがあるだけでなく、旧市街にとっても、新たな発展の活力を得ることにつながる。
胡教授は、「旧市街は新たな発展の活力を必要としている。その一番のカギは産業の高度化だ。なぜなら、産業こそが、人が集まり、活力が刺激されるカギだからだ。多くの旧市街にある産業は、伝統的な労働密集型産業で、環境汚染という問題を抱えている場合もある。そのため、産業の調整とモデル転換と高度化を加速させなければならない」と分析する。
高速鉄道を旧市街に引き込めば、その地域の立地的価値も向上し、ビジネスなどの産業の発展につながり、新たな活力を得ることになるだろう。
胡教授は、「多くの都市は、今後、新たに高速鉄道駅を建設する場合、立地に注意しなければならない。周辺にそれを建設するとしても、中心市街地から離れすぎていてはならず、できるだけ近くに建設しなければならない。もちろん、中心都市は今後も発展するが、一部の大都市にとって、周辺地域の発展にはまだ時間が必要だ。今は賑やかでないにしても、あと5年から10年もすれば栄えるかもしれない。そのカギは、高速鉄道駅と中心市街地のアクセスを便利にすることだ」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年3月27日
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