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中国経済の持続的で安定したファンダメンタルズは変わることがない
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· 2019-01-11 |
タグ: 中国経済;工業;経済 | 印刷 |
2018年、中国の経済発展は基本的に安定し、健全な発展の流れが続いた。2018年の中国の経済成長率は6.6%前後であると見込まれている。2018年の中国経済の状況をポイントで振り返る。
1点目は、産業構造の最適化が続き、モデルチェンジ・アップグレードと構造調整の流れが好転したことだ。2018年第1~第3四半期、第一、二、三次産業の生産額が国内総生産(GDP)に占める割合はそれぞれ6.5%、40.4%、53.1%だった。その中でも、第三次産業のGDP成長への支えとしての役割はより強化された。また、供給構造は引き続き最適化した。サービス業の内部構造から見ると、現代サービス業の成長は比較的速く、情報通信、ソフトウェア、情報技術などのサービス業は30%以上の成長を、そしてレンタルとビジネスサービス業は10%前後の成長を維持した。
2点目は、固定資産投資の拡大ペースが鈍化し、投資構造が最適化し続けたことだ。2018年、固定資産投資の拡大ペースが全体的に緩やかになるという流れに対し、中国共産党中央と国務院は安定した投資に向けた一連の政策・措置を打ち出し、インフラなどの分野を強化し、安定した投資に積極的な役割を発揮した。製造業は投資拡大をもたらす重要な原動力となり、農業、環境保護、民生など不足のある分野への投資は比較的速く増加し、投資構造は現在も最適化し続けている。
3点目は、消費の増加ペースが緩やかになり、消費のアップグレードの流れが続いたことだ。2018年第1~第3四半期、最終消費支出のGDP成長への寄与率は78.0%であり、前年同期比で14.0ポイント増加し、また資本形成総額のGDP成長への寄与率は31.8%だった。中国の経済成長を牽引するという消費の役割はより強まり、需要構造は改善し続けた。
4点目は、新たな原動力が力を発揮し続け、経済の効果と利益が引き続き向上したことだ。工業においては、ハイテク製造業と戦略的新興産業はいずれも比較的速い成長を維持しており、具体的な製品で言うと、工業用ロボット、集積回路、新エネルギー車などの新製品の生産量が急速に成長し続けた。また、サービス業においては、2018年上半期の戦略的新興サービス業とハイテクサービス業の営業収入も15%前後の成長を維持し、新たな需要も急速に増加している。全国の一定規模以上の工業企業の利益総額は2018年1~11月で6兆1168億8000万元に達し、前年同期比11.8%増となった。
供給側と需要側、どちらの面から見ても、中国経済の持続的で安定したファンダメンタルズは変わることがなく、またモデルチェンジ・アップグレードと構造調整の好調な流れが変わることもない。しかし外部環境がより厳しく複雑となっており、中国で長期的に蓄積されてきた構造的矛盾が依然として大きく存在していることにも目を向ける必要がある。
2019年を展望し、中国経済の現在の良好な状態や流れは変わることなく、成長ペースは新常態(ニューノーマル)の中、合理的な範囲であり続けると予測する。
「北京週報日本語版」2019年1月11日
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