１１月５日、習近平国家主席は第１回中国国際輸入博覧会の開幕式で基調演説を行い、「経済グローバル化は不可逆な歴史の流れであり、世界経済の発展に強力な原動力を提供した」と指摘した。

習主席の基調演説は、中国が開放型経済の構築を推進し経済グローバル化を支持するという決意を世界にはっきりと示した。また経済グローバル化に対する中国の立場を表明し、保護主義と一国主義が台頭する時代背景の下、ウィンウィン・共有・開放・協力への信念を世界に伝えた。

中国は経済グローバル化の受益者だ。改革開放から４０年、中国は社会、経済、民生において極めて大きく変化し、世界第２位の経済大国へと成長した。中国共産党第１８回全国代表大会以来、中国は経済グローバル化の積極的な参加者であるだけではなく、積極的な推進者であり続けた。保護主義と一国主義と戦い、開放・協力を堅持し、より多くの国と人々が経済グローバル化から利益を得られるようにしてきた。

中国国際輸入博覧会の開催は正に中国が経済グローバル化を推進し牽引する実際の行動であり、中国の開放・協力の誠意を示し、経済グローバル化を推進する確固たる立場を表している。中国は現在、世界最多の人口を誇る国であり、これは中国が世界で最も重要な市場でもあるということだ。そしてこの市場は閉鎖的で保守的ではなく、開放的で活力に満ち溢れている。

「桃李もの言わざれども、下自ずから蹊（こみち）を成す」。実務的行動こそが保護主義や一国主義への最も有力な反撃だ。国際輸入博覧会は世界に中国の責任と自信を示し、開放性と包摂性を表した。合わせて１７２の国・地域および国際組織が参加し、３６００社以上の企業が出展し、展示総面積は３０万平方メートルに達し、４０万人を超える国内外のバイヤーが商談や買い付けに訪れた。中国の経済グローバル化を支持する努力は、明らかに世界から高い評価を得ている。

「中国は一貫して世界共同開放の重要な推進者であり、中国は一貫して世界経済成長の安定した原動力であり、中国は一貫して各国が商機を開拓する上での活力ある大市場であり、中国は一貫してグローバルガバナンス改革の積極的な貢献者だ」と、習主席は経済グローバル化に対する中国の立場を厳かに宣言した。輸入博覧会の力を借りて、中国は経済グローバル化がよりすばらしい未来へ向かうよう推進し牽引するだろう。