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90後の消費観念 自分の喜ぶ快適な毎日を追求
  ·   2017-09-26  ·  ソース:
タグ: 90後;消費;経済
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▽概念と理性が親に負けていない

少し前、「劇辛スナックを買うのにローンを組む」という話題がインターネットにたびたび登場した。データでも、ローンによる消費では、90後の利用度が80後、1970年代生まれ(70後)、1960年代生まれ(60後)を大きく上回ることがわかる。ローン消費や後払い消費を奨励するネット商品やツールが、若い人々の世界にますます多く入り込み、それにともなって疑問の声も上がるようになっている。

90後は本当に「宵越しの銭は持たない」のだろうか。こうした質問を当の90後にぶつけてみると、誰もが、「自分は確かにそういうローン消費商品を搭載、開通、使用したことはあり、周りにいる学生もそういう経験を多かれ少なかれしている」と話すが、だからといって彼らがローン消費商品を100%支持しているわけではない。

今年5月、アント花唄が発表した「2017年若者消費生活報告」によると、「中国の1億7千万人近い90後のうち、(消費ローンサービスの)花唄を開通させた人は4500万人を超え、平均して90後の4人に1人が花唄を利用していることになる」という。

だがこのサービスの機能を開通させたことが後払い消費を好むこととイコールとするのは、偏りのある見方だといえる。雷副研究員は、「70年代は90年代よりも確実に節約志向があると単純に決めつけることはできない。社会の変化により90後は幼いうちから消費との接触が始まり、家庭での教育により早くから関心がある場合などは、金銭に対する概念も理性も親たちに負けていない」との見方を示す。

一部の90後のローンによる後払い消費は彼らの聡明さと独立心を反映するものという人もいる。9月中旬には、有名科学技術メディアが調査結果のショートフィルム「ローンを利用する若者たち」を公開。登場する3人の90後はローン消費が提供する便利さと時間差を存分に利用し、起業スタート時期の財務圧力をうまく緩和し、自分に投資し、夢を実現させていた。このフィルムは中央政府の公式微信(WeChat)アカウントにも転載された。

こうしてみると、ローンと聞いてすぐ顔をしかめるのは、どうやら解釈のしすぎのように思われる。  

▽両親に助けを求めるより、自分で解決を

騰訊(テンセント)が発表した「2016年大学生消費観念調査報告」によると、学生の6割が在学中にアルバイトや兼業などで生活費の一部を負担しており、「大学生の消費能力は時代とともに進歩している。データをみると、かつての大学生に比べ、現役の大学生は消費がより増えている」という。こうしてみると、お金が足りなくなった時、両親に助けを求めるより自分で解決した方がいいという考え方が、多くの90後の大学生の心に浸透しているといえる。

何さんは90年代の稼ぐ力、出費をまかなえる力を賞賛する。「インターネットの『原住民』世代の彼らは、見聞が広く知識も豊富で、自分の暮らしに限界を設定しないことが多く、それどころかより多くの可能性を現実のものにすることができる。90年代を過小評価してはならない。彼らは消費が大好きだが、『稼ぎ方も知っている』」という。

何さんからみると、ネットにみられる「90年代は親のすねかじり」とする見方は誤解であり、親たちは子どもの消費観念や金銭感覚を心配するが、実際には親世代がネット時代をよく理解できていないからに他ならない。

これまで年長者は常に社会の権威を代表する存在で、知識と経験は上の世代から下の世代へと伝えられてきた。だが今、インターネット時代の情報伝達の規律が若い人々に「カーブで追い越し」する機会を与え、一連のソーシャルネットワーキングメディアで泳ぎ回る90後がこれまでには想像も及ばなかったような影響力と発言権を行使し始めている。どのように自分の暮らしを支え、快適な毎日を送るかが主要命題であり、解決方法はおのずから多様化する。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年9月26日

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