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人民元の上昇は段階的値上がりか、上昇トレンドか?
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· 2017-09-15 · ソース: |
タグ: 人民元;為替レート;経済 | 印刷 |
人民元高の市民生活への影響は?
実のところ、庶民にとって人民元高が最も直接的に表れるのは財布の中のお金の価値が上がるかどうかだ。当然、日常生活において人民元で取引をしている分には、変化はほとんど感じられない。しかし、いったん外国に関わる取引をすると、変化はすぐに表れてくる。
▼観光・留学費用が安くなる
疑うまでもなく、ある通貨に対して人民元が値上がりすれば、中国国民の当該国での観光や消費、ショッピングは人民元換算でより割に合うようになる。今年に入ってから、人民元は対ドル相場で大幅に値上がりしており、人民元を持って米国留学や観光に行く際の費用もさらに安くなるだろう。
▼債券市場と株式市場の好感材料に
人民元が安定的に推移するにつれて、中国域内の金融市場開放度が高まり、国際資本も様々なルートで人民元資産を増やしている。最も顕著なのは、域外機関の人民元建国債の大量買い増しである。
▼市場で資産配置における金の比重が高まる
ドルインデックスと金価格が逆相関の関係にあることはしばしば市場で検証されてきた。2011年にドルが下落周期に入った際には、金価格が1オンス=1890ドルまで上がり、反対に、2014年下半期以降のドル上昇周期には、金価格が1オンス=1070ドル近くまで下落した。今年の年初以降、ドルインデックスは下落傾向に入り、金価格も20%上昇している。
▼コモディティ輸入がさらに安く
人民元の対ドル相場値上がりが続く中で、燃料輸入がより安くなり、国民の海外旅行ニーズが高まったことで、航空運輸業は需給ともに収益を上げている。コモディティ輸入は人民元高によってさらに安くなるため、原材料を輸入に大きく依存している石油、化学工業などの業界にとっては朗報だ。
「北京週報日本語版」2017年9月15日
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