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中国は依然として世界経済の重要なエンジン
  ·   2017-08-14  ·  ソース:
タグ: 中国経済;CPI;経済
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8月9日、国家統計局は7月期の生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)を発表した。そのうちより市場から注目されたのはPPIで、前年同期比の上昇率は3カ月連続で横ばいだったが、前月比では0.2ポイントの上昇が見られた。中国経済が示したこの立派な成績表は、ドイツ『ディ・ヴェルト』紙の「長年にわたって、世界で中国経済崩壊論が唱えられてきた。今回、中国が発表したデータはまたもや驚くほど好調なものだった。中国経済の機関車は全速力で前進している。中国はそれによって中国経済崩壊論者の嘘を全て暴いた」という記述を十分に裏付けた。

世界経済の発展は中国と切り離すことができず、中国の継続的発展も世界を必要としている。実際、現在世界経済のグローバル化は岐路に差しかかっており、中国経済が力強く、持続可能で、均衡の取れた、包摂的な成長を遂げられるかどうかは、中国だけでなく世界経済に関わる問題でもある。CPIの前月比小幅上昇、前年同期比の上昇幅、PPI回復などは、中国経済が発するプラスのシグナルだ。

CPIの前月比小幅上昇、前年同期比上昇幅から見て、住民消費財の需給はほぼバランスが取れている。CPIは、社会経済状況の「バロメーター」とされる。国家統計局のデータによると、7月のCPIは、前月と比べ上昇率が0.1ポイント下がり、前年同期比では1.4%上がった。夏は豚肉の消費が落ち込む時期で、肉価格は低価格で推移したが、全国の広い範囲で続く猛暑や水害の影響を受け、一部の食品価格は上昇した。前月比小幅上昇、前年同期比上昇幅の小幅縮小というCPIの低値安定状態は、客観的に見て住民消費財の需給がほぼバランスの取れた状態にあることを反映している。  

PPIは前月比上昇率が初めて上がり、上流企業の利益状況が引き続き改善されるだろう。7月のPPIは前年同期比で5.5%上がり、上昇幅は3カ月連続で横ばいだった。この数カ月のPPIの動きから見て、投資需要の安定という基盤がひとまず出来上がった。前月比で見てみた場合、PPIは0.2%上がり、前月比上昇率も3月以降初めて上向きに転じた。

経済新常態(ニューノーマル)をリードし、発展の新たな原動力を活性化した。今年上半期、全国のネット小売額は前年同期比で33.4%増え、上昇率は社会消費財小売総額の3倍となり、宅配業は30%以上の上昇率を保った。また、戦略的新興産業とハイテク産業増加値の前年同期比はそれぞれ10.8%増、13.1%増となった。これらの喜ばしいデータは、中国経済が新旧原動力の転換で構造転換とグレードアップを牽引していることのはっきりとした証拠だと言っていいだろう。新技術、新産業、新モデル、新応用が急速に出現し、中国経済の成長と経済の全面的モデル転換を牽引する力強いエンジンになりつつあると言える。

国家統計局が先ごろ発表した中国経済半期データによると、中国経済は中高速成長を保ち、GDPは前年同期比で6.9%成長と、目標の6.5%を上回り、大多数のウォッチャーの予想を超えた。これもまた次の点をはっきりと示している。長期的に良い方向へ向かっている中国経済ファンダメンタルズ、高い経済強靭性・十分な潜在能力・高い融通性という基本特徴、経済の持続的成長の良好な支えと基盤・条件、経済構造調整・最適化の推進という状況は変わっていない。世界第2の経済体として、中国経済は人々の期待を裏切ることはなく、高い強靭性を持っている。

「北京週報日本語版」2017年8月14日

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