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A株がMSCI指数に組み入れられたのはなぜか
  ·   2017-06-23  ·  ソース:
タグ: A株;MSCI;経済
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米金融サービス会社MSCIは北京時間の21日、2018年6月より中国のA株(人民元建て株式)をMSCI新興市場指数およびMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI指数)に組み入れることを明らかにした。中国新聞網が伝えた。

▽MSCI指数とは何か?

MSCIはモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルの頭文字に由来する社名で、株価指数の算出などを行う米国の有名企業。

MSCI指数は世界のポートフォリオマネージャーが最もよく採用する指数で基準となるものだ。採用するグローバル機関投資家は約7500あり、商業銀行、投資銀行、資産管理会社、ヘッジファンド、年金基金などが名を連ねる。

モーニングスター、ブルームバーグ、イーベストメントの試算データをみると、2015年6月には世界の約10兆ドル(1ドルは約111.1円)の試算がMSCIを基準とし、世界の資産管理会社上位100社のうち97社がMSCIの顧客だ。15年末現在、ETF(上場投資信託)790種類がMSCI指数を追跡指標とし、米国で株式投資される年金の95%がMSCIを基準にする。  

▽組み入れはA株の動きに大きく影響するか?

A株のMSCIへの組み入れは2段階に分けて行われる。第1段階は18年5月の半期指数評価の際に、第2段階は18年8月の四半期指数評価の際に行われる予定だ。MSCIは当初の流入資金を170億ドルから180億ドルとみており、組み入れが完了すれば3400億ドルの水準に達すると予想する。

多くの証券会社が21日の早い段階で報告を発表し、「現在A株の流通市場の時価総額は40兆元を超え、海外資金のA株への投入規模が流通市場の時価総額に占める割合には制限があり、組み入れは短期的にみてA株市場に対する投資家の心理をゆさぶるとみられるが、より重要なことは長期的な影響だ」との見方を示した。

機関投資家は、「MSCIへの組み入れは中国資本市場の開放の一層の進展の一里塚といった意義をもち、A株の国際的地位を高め、A株に投資する機関投資家の構成を改善する」との見方を示す。平安証券は、「強く積極的なシグナルを発し、A株商品の審査認可制限が緩和され、相互連携が加速的に進展する」と期待を寄せる。

中国証券監督管理委員会(証監会)の張暁軍報道官は21日、「証監会は関連各方面とともに、海外投資家のA株投資に関する制度とルールをより一層改善し、海外投資家がMSCI指数の追跡を含むさまざまな方法でA株に投資しやすくなるよう努める」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年6月22日

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