中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 経済 >> 本文
  • descriptiondescription
中国製ドローンがブラジル市場進出 セキュリティ利用
  ·   2017-05-04  ·  ソース:
タグ: 中国製;ドローン;経済
印刷

ブラジル・サンパウロ市政府はこのほど、中国大華股フン有限公司(フンはにんべんに分)が製造した最先端のドローン、および車載・携帯型モバイルモニタリングコントロールシステムを導入して、警備や緊急対応の能力を強化することを明らかにした。中国ブランドの高級ドローン製品がブラジル政府の公共事業市場に進出する初めてのケースであり、ドローンを代表とする「メード・イン・チャイナ」製品が中南米で徐々に信任を得ていることがわかる。

▽都市のセキュリティを強化 中国製ドローンに活躍の場

サンパウロ市政府はブラジルで初めてドローンをセキュリティ分野に導入することになる。同市が導入する中国製ドローン5台のうち、浙江大華技術股フン有限公司(フンはにんべんに分)が製造した産業用ドローンが1台、大疆創新科技有限公司の普及型ドローンが4台となっている。

1200万人の人口を抱える中南米第1の都市・サンパウロは、治安状況が複雑で、警察も貧困エリアに立ち入って犯罪の状況を把握することは難しく、ここに中国製高級ドローンの活躍の場がある。同市のジョアン・ドリア市長によると、「ドローンは一連の重点監視地域における予防的監督管理業務に利用されることになる。たとえばサッカー場などの人が集まるエリアや場所で利用される」という。

ドローンは「メード・イン・チャイナ」製品の代表格だ。中国製ドローンのテスト飛行を見た同市革新・科学技術庁の長官は、中国製品の技術のウェイトの高さに驚きつつ、「これこそサンパウロ市が初めてドローンを導入する際に中国製品を選んだ理由にほかならない。中国がドローン分野のトップランナーであることには疑問の余地がない」と述べた。

実際、ブラジルのセキュリティ市場において、中国の高い能力に基づいて製造された「メード・イン・チャイナ」製品は現地の人々によく知られている。昨年にリオデジャネイロで五輪が開催された時には、大華公司が五輪会場にドーム型IP(ネットワーク)カメラや球体カメラを2千台提供し、総台数の80%以上を占めた。中国のセキュリティ製品の品質はブラジル市場で広く認められている。  

▽市場の潜在力を評価 中国企業は目を中南米市場に

ドローン市場には広大な発展の可能性がある。米市場調査会社ガートナーの予想では、2017年に世界のドローン製造台数は300万台に達し、市場規模は60億ドル(1ドルは約112.8円)に達し、2020年はさらに112億ドルに拡大するという。

同市政府が中国製の高級ドローンおよび車載・携帯型モバイルモニタリングコントロールシステムを導入することは、中国ブランドの高級ドローン製品がブラジル政府の公共事業市場に初めて進出するケースであり、中国製ドローンが中南米市場進出の重要な一歩を踏み出したことを意味する。

欧米市場に比べ、ブラジルのドローン市場はスタートが遅かったが、発展は迅速だ。ブラジル紙「フォーリャ・ド・サンパウロ」の報道によると、16年のブラジルドローン市場の規模は約6400万ドルだった。大疆公司の王帆・広告部門責任者は、「ブラジルは非常に好調な市場だ。16年の大疆製品のブラジルでの売上高は世界での総売上高の3%を占めた」と話す。

中南米諸国の多くは土地が広くて人口密度が低く、民間市場でも、警察関係市場でも、軍事市場でも、ドローンには非常に大きな需要がある。そこで中国企業は中南米市場におけるドローン発展の可能性を高く評価する。前出の王氏は、「全体的な需要はとても大きい。今後数年間、我が社の製品のブラジル現地における売上高は2けたの伸びを維持するだろう」と期待を寄せる。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年5月4日

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: