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第3回世界インターネット大会、世界最新の科学技術成果を発表
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· 2016-11-18 |
タグ: インターネット大会;成果;経済 | 印刷 |
◆毎秒12万回の決済でミスがゼロ
アリババ(阿里巴巴)集団の張勇CEOは、「『ダブル11』」(11月11日のネット通販イベント)の24時間内の取引額が1207億元(1元は約15.83円)に達したが、これには当社の飛天技術プラットフォームの支えがあった。このプラットフォームのために、今年、電子取引システムが毎秒17万5000件の取引、毎秒12万回の決済を可能にし、ミスが生じないという記録を樹立した」と話した。
百度の張亜勤総裁は「当社が開発した百度大脳はすでに大量のデータを集めている。これには検索、行為、測位、取引のデータが含まれる。個性的な知識マップ、商業ロジック、ユーザー画像を作ることができる。百度大脳は世界最大のディープラーニング神経ネットワークで、1兆クラスのデータ、1000億クラスの特徴訓練、1000億クラスの異なるモデル、それから数十万台のサーバーを含む」と述べた。
◆VRゴーグルで火星へ
マイクロソフトの沈向洋上級副社長は「当社のARゴーグル・ホロレンズは、世界最先端のARデバイスだ。生徒はデジタル化AR画像によって解剖学を学ぶことができ、火星探査機のAR画像により、科学者は火星の地表で働くことができる」と説明した。
◆医師の代わりに患者を救う
IBMの陳黎明グローバルバイスプレジデントは「当社の有名な人工知能システムのワトソンは、すでにすべての化学検査の報告書、CTスキャン、核磁気共鳴、さらにはゲノムマップを理解できる。これにより、中国の過疎地の病院でも、最高クラスの病院のサービスを受けることが可能」と述べた。
陳氏は「白血病の女性患者が東京の病院で最後通告されたが、ワトソンは10分間で厚さ4000メートルもある医療資料を閲覧し、治療法を提案し命を救った」と例を挙げた。
また、テスラ・モーターズは便利なツールを開発した。鍵を使って車を自動的に車庫から出し、運転手の位置を特定し、近くに停車させることができる。
◆中国製チップ、世界レベルに挑戦
中国科学院計算技術研究所の孫凝暉研究員は、人と同じ知能を持つディープニューラルネットワークプロセッサー「寒武紀IA」を紹介した。これは人の神経ネットワークを模倣し、計算指示は一般的なCPUと異なる。エネルギー消費量が少なく、高い機能を持つ。これがあれば、囲碁プログラム「AlphaGo」を携帯電話にダウンロードすることができる。言語の理解や画像の検索など、多くの人工知能の機能を実現できる。
華為技術有限公司(ファーウェイ)は最新の「麒麟960」チップを紹介した。これは同社が開発した携帯電話用チップで、世界最高レベルにチャレンジし、高性能・長時間の進展を実現した。これはまた世界の科学者・エンジニアが10年弱開発を続けた成果でもある。撮影技術はフランス・ロシア・日本などのチームによるもので、一部の通信技術は米国・ベルギー・スウェーデンなどのチームによるものだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月17日
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