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人民元基準値 6年ぶり低水準に 英国の脱EU受け
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· 2016-06-29 |
タグ: 人民元;脱EU;経済 | 印刷 |
複数のアナリストが、「人民元レートの改革実施後、中国はより弾力性に富んだ、市場化レベルの高い人民元レート運営の新たなメカニズムを実施し、人民元は今後、双方向の変動の範囲がより大きくなるとみられる。これと同時に、英国の脱EUの影響により、市場にはリスク回避のムードが広がり、英ポンドとユーロが値下がりした一方で、ドルが値上がりし、人民元と人民元レートにも動揺が走った」との見方を示す。
中国銀行国際金融研究所の趙雪情研究員は、「英国の脱EU後、ポンドとユーロは大幅に値下がりし、『その影響を被って』ドルが値上がりし、ドルインデックス指数は再び96以上まで回復した。人民元の対ドルレートが押さえ込まれているのは明らかで、人民元基準値は世界の外為市場の動きに合わせて値下がりしている」と分析する。
英国の人々が国民投票でEUからの離脱を選んだ後、ポンドの対ドルレートは10%以上も急激に値下がりし、世界の株式市場は打撃を受け、ドルインデックスと金の価格は大幅に上昇した。市場には、英国の脱EUは人民元レートの大きな変動をもたらす可能性があり、短期的には、しばらく強い米ドルが続き、人民元はそうした動きに合わせ一定の範囲で値下がりするとの見方が広がる。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年6月29日
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