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「人民元の長期的下落はない」確信の根拠
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本誌記者 徐蓓 鄧亜卿 · 2016-03-10 · 北京週報 |
タグ: 人民元;下落;経済 | 印刷 |
厲以寧氏(本誌記者王祥撮影)
「さしあたって人民元レートが長期的に安値になることはない」。3月4日、中国人民政治協商会議(全国政協)委員で著名な経済学者の厲以寧氏は全国政協第12期第4回会議経済界別第1回分科会に参加した際、このように述べた。厲氏の考えでは、現在の中国の貿易情勢から見て、今のところ大幅な人民元安で輸出を促進する必要はないという。
2015年以降、国内外経済環境要因の影響を受け、対米ドル人民元レートは下落が続いたが、李克強総理が行った政府活動報告と中国政府が発表した一連の経済データから見て、人民元レートの安値傾向を長引かせる要因は存在しない。
「人民元レートには騒がれているような『巨大リスク』は存在しない。人民元レート安定は中国自身の経済発展と金融発展が基盤になっている」。全国政協委員で元中国進出口(輸出入)銀行董事長の李若谷氏は3月4日、本誌記者の取材を受けた際このように述べ、「この二者が安定していれば、このところの人民元レートの大幅変動が長期的趨勢になることはない」と指摘した。
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