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夏のダボス会議と中国の10年
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· 2016-06-28 |
タグ: ダボス;中国;経済 | 印刷 |
注意に値するのは、数あるサブテーマの中でも、科学技術と産業革命が毎回取り上げられていることだ。世界経済の成長が力を欠く中で、情報技術と産業の結合によって一連の産業変革が起きており、特に情報インタラクティブ方式の革新は生産方式と人々の生活スタイルを大きく変え、それによって経済構造と経済モデルがかなり変化した。そのため夏のダボス会議でも、科学技術革命、生産方式の変化、経済参加主体の転換に非常に注目している。
実際、この10年は中国が世界へと開放された10年であり、世界がより深く中国を理解した10年でもあった。この10年で、中国は世界第2の経済体、国際貿易で第1の経済体となった。この間、中国経済も高速成長から中高速成長への転換、産業構造調整、経済体制改革、「大衆創業、万衆創新」(大衆の起業、万人による革新)の提唱といった一連の過程を経験してきた。こうした過程は、世界の経済調整と歩みを同じくしつつも差異のあるものだった。
相互に学び、対話する場として、夏のダボス会議がどの参加者にとっても得るところのあるウィンウィンの枠組みになったことは、10年の実践が証明している。夏のダボス会議で、企業家は学びの機会を持ち、学者は理論と実際を結びつける場を見つける。そして開催都市は、自身の経済社会発展成果を示し、中華伝統文化をアピールし、国内外の各界と交流する大きな舞台を手にする。これもまた、中国の発展探求が独特のものであり、さらには開放的で積極的に世界に溶け込もうとするものだということを示している。
「北京週報日本語版」2016年6月28日
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