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「2021年中国考古学の新発見」で四川省の三星堆遺跡と皮洛遺跡が入選
  ·   2022-03-22  ·  ソース:北京週報
タグ: 考古;歴史;文化
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3月18日、中国社会科学院主催、中国社会科学院考古研究所と考古雑誌社の共催で、「中国社会科学院考古学フォーラム・2021年中国考古学の新発見」が北京で開かれ、「2021年中国考古学の新発見」リストが発表された。

「2021年中国考古学の新発見」には四川省稲城県における旧石器時代の皮洛遺跡、河南省南陽市における新石器時代の黄山遺跡、四川省広漢市における商代の三星堆遺跡、江西省樟樹市における戦国時代の国字山墓群、湖北省雲夢県における戦国時代から秦・漢代にかけての鄭家湖墓地、甘粛省武威市における唐代の吐谷渾王族墓葬群といった合わせて六つの考古学プロジェクトが入選し、そのうち二つは四川省のものだ。

 

四川省の三星堆遺跡で新たに発見された「祭祀坑」の出土品

四川省広漢市にある商代の三星堆遺跡における考古発掘は、国家文物局の「考古中国」重要プロジェクトである「川渝地域巴蜀文明プロセス研究」で行われているものの一つだ。2020年3月から現在まで行われているこのたびの発掘では、祭祀エリアの分布範囲と内部構造がおおむね判明し、六つの「祭祀坑」が新たに発見された。それらの「祭祀坑」から出土し、ナンバリングされた文化財は現在までに1万点を超え、黄金仮面や鳥型の金箔装飾品、銅頂尊跪座人像、銅扭頭跪座人像、青銅立人像、青銅人頭像、青銅仮面、絹織物の残痕など重要な文化財を含んでおり、その一部は造形や装飾文様上、これまで見られなかったものだ。

これらの貴重な文化財の出土は、中華文明の多様性と豊かさ、創造性を表しているだけでなく、古代に四川盆地と長江中・下流域、中原地域の間で盛んに交流が行われていた証しでもあり、中華文明の多元的かつ一体的な起源・発展の研究に典型的例証をもたらした。

 

四川省稲城県の皮洛遺跡から出土したアシュール型石器の手斧

四川省稲城県にある旧石器時代の皮洛遺跡は時代・位置的に特殊であり、規模が広大で、地層の保存状態が非常に良く、文化層序がはっきりしており、遺物・遺跡が豊富で、技術的特徴が鮮明であり、さまざまな文化的要素が重なっているという、非常に珍しく巨大な旧石器時代の野外遺跡であって、世界的に見ても重要な学術的意義を有している。2021年9月、皮洛遺跡は国家文物局により、「考古中国」重大プロジェクトに指定された。

四川省文物考古研究院の考古学スタッフは、稲城県にある海抜3750㍍の皮洛遺跡で1万点近い石製品と火を使った痕跡を発見し、中国西南地域で初めて代表的な旧石器時代の文化層序を確立した。また、遺跡で発見された手斧は現在のところ、世界で最も高い所から出土したアシュール技術の遺物であり、東アジア地域において最も形状が典型的で、精緻に作られ、技術が成熟し、完全な状態で発掘されたアシュール型石器であり、旧石器時代の東西文化交流を研究する上で鍵となる証拠をもたらした。

「北京週報日本語版」2022年3月22日

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