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塞罕壩造林事業、1本の苗から世界最大の人工林へ
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· 2021-08-30 · ソース:人民網 |
タグ: 内蒙古;人工林;文化 | 印刷 |
塞罕壩機械林場の風景(22日にドローンで撮影)。
北京から北に400キロメートル離れた場所に、深い緑の一帯が広がっている。それは羽を広げた勇猛な鷹のように、内蒙古(内モンゴル)渾善達克砂地の南端を守り、河北省の承徳や張家口などの鬱蒼たる森林と繋がって「緑の長城」を築いている。そして北京・天津・河北と華北地域の風砂の防御壁となり、水源を守っている。その緑の一帯とは、塞罕壩機械林場だ。科技日報が伝えた。
今では想像し難いが、50年代の塞罕壩は草木がなく、黄砂が漂い、風が吹くと砂が渦巻き、ほしいままに北京を襲っていた。
3世代、59年。「数世代の塞罕壩の人は北京・天津を風砂から守り水源を確保することを職責とし、ためらうことなく生態修復に励み、世界で面積が最大の人工林を作った。これは中国人が3人で1本の木を植えた量に相当し、エコ文明建設の見本になった。建設当初と比べると、林場の森林地面積は1.6万ヘクタールから7.67万ヘクタールに増加し、林木蓄積量は33万6000立方メートルから1036万8000立方メートルに増加した。森林率は11.4%から82%に上昇。単位面積あたり林木蓄積量は全国の人工林の平均水準の2.76倍に達し、北京・天津を守る重要な生態の防護壁になった」。河北省塞罕壩機械林場林業科学研究所の程順所長は取材に対してこのように述べた。
塞罕壩機械林場の七星湖景勝地(22日にドローンで撮影)。
中国林業科学研究院の評価によると、林場の7.67ヘクタールの人工林が毎年生み出す物的製品や生態サービスの総価値は155億9000万元(1元は約17.0円)にのぼる。毎年、滦河と遼河の2億8400万立方メートルの水源を涵養し、水質を浄化する。毎年86万300トンの二酸化炭素を固定し、酸素を59万8400トン放出する。過去10年と林場建設当初の10年を比べると、塞罕壩及び周辺地域の年平均無霜期間は12日増加し、年平均降水量は69ミリメートル増加し、強風日数は30日減少している。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年8月27日
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