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「中国天眼」のブレインを訪ねて、観測時間の10%を世界に開放へ
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· 2021-02-09 · ソース:人民網 |
タグ: 中国天眼;電波望遠鏡;文化 | 印刷 |
貴州省平塘県の500メートル口径球面電波望遠鏡(FAST)は、世界で現在最大口径の電波望遠鏡で、「中国天眼」と呼ばれている。中国天眼測量・制御エンジニアの孫純氏は6日の取材に、「中国天眼総合コントロール室は望遠鏡のブレインであるが、望遠鏡はどのように動き、どこを向けばいいか。これはすべて総合コントロール室で行われている。総合コントロール室はコントロール、計量、科学記録などのモジュールに分かれている。モジュール間の相互連携により、望遠鏡は観測する天体の方を正確に向き、正確に信号を受信できる」と述べた。中国新聞網が伝えた。
中国天眼科学委員会と時間配分委員会の検討を経て、中国天眼は今年4月より正式に世界の科学界に向け開放される。関係責任者は取材に、「今回の開放は漸次的に進められる。4月には観測時間の10%を世界の同業者に開放する。プロジェクト評価・審査の得点に基づき、この10%の時間を配分する。競争は激しくなる見通しだ」と述べた。
観測時間の配分を担当する孫氏は取材に、「中国天眼の観測計画チームが世界の科学者の観測時間を統一的に配分する。世界の科学者が申請をした後、専門的な委員会が評価を行い格付けを行ってから各プロジェクトの観測時間を配分する。最終的に私たちがプロジェクトの観測時間を確定する」と述べた。間もなく始まる国際協力は、中国天眼総合コントロール室の重点活動の一つだ。「歯車」になる志を立てた黄夢林氏は海外のユーザーとの交流に役立てようと英語能力の向上を考えている。
中国天眼データセンターの運営・メンテナンスエンジニアの黄氏は「私の仕事は、FASTが毎日受信する大量の情報を保存するとともに、科学者に提供することだ。彼らが一日も早く、多く成果を出すことを願う」と述べた。
テスト、試験運営、正式な開放運営後の6000時間近くの観測サービスの蓄積を経て、中国天眼は現在安定的に高い信頼性で運営している。その感度は世界の電波望遠鏡の首位をキープしており、効果的に探査できる空間範囲の体積はこれまで最先端だった電波望遠鏡を遥かに上回っている。
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