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複数の国が新型コロナ研究の新たな発見を発表
  ·   2021-01-19  ·  ソース:人民網
タグ: 新型コロナ;研究;文化
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ミラノ大学の別の研究チームは昨年12月、米学術誌「Emerging Infectious Diseases」に報告を発表した。同報告によると、19年9月から20年2月にかけて麻疹の疑い患者から集めた39点の咽喉部分泌物の検査を行った。その結果、ミラノ周辺地域在住の4歳の男児の検体が、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示した。

この検体は19年12月5日に採取された。当該男児は一定期間内に旅行していなかった。研究者は、イタリアが同国初の感染者を正式に報告した時期よりも明らかに早かったことから、19年の秋の末頃にイタリア及び一部の欧州諸国ですでに感染者が出ていた可能性があると推測した。

このほか、下水の研究により、新型コロナウイルスが早くから存在していた可能性が明らかになっている。

スペインが初の感染者を報告したのは20年1月31日で、現地感染者を報告したのは20年2月25日。しかし同国の研究者は19年3月12日に採取した下水サンプルに、新型コロナウイルスの痕跡を発見した。スペインのバルセロナ大学は昨年6月26日、同大が中心となる研究チームが18年1月から19年12月の下水サンプルを分析したところ、19年3月12日に採取した下水サンプルがPCR検査で陽性反応を示したと報告した。これは新型コロナウイルスが当時、すでにバルセロナに存在していた可能性を意味する。

ブラジルのサンタカタリーナ連邦大学は昨年7月2日に発表した研究報告書の中で、同大が中心となる研究チームがサンタカテリーナ州の州庁所在地であるフロリアノーポリスで19年11月27日に採取した下水サンプルから、新型コロナウイルスの遺伝物質が検出されたとした。これはアメリカ大陸で初の感染者が報告された時期よりも約2カ月前で、ブラジルで初の感染者が報告された時期よりも約3カ月前だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年1月19日

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