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美しくも恐ろしいホラー描く 伊藤潤二漫画の人気の秘密とは?
  ·   2020-06-29  ·  ソース:人民網
タグ: 漫画;メイク;文化
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中国の人気バラエティー番組「炙熱的我們(We Are Blazing)」でこのほど、女性アイドルグループ・Rocket Girls 101 のメンバー全員が、これまでのアイドルメイクからイメージを一新し、ダークでオカルトなゴシックメイクに真っ白なウェディングドレスといういで立ちで歌「怪美的(Ugly Beauty)」を披露した。なかでも楊超越(ヤン・チャオユエ)のメイクは、伊藤潤二のホラー漫画「富江」に酷似していると、ネット上で話題となっている。

日本のホラー作品が好きな人なら「伊藤潤二」の名前は聞いたことがあるだろう。また、伊藤潤二を知らなくても、川上富江というキャラクターは聞いたことがあるはずだ。

1963年7月6日に岐阜県で生まれたホラー漫画家の伊藤潤二が作り出す世界では、ごく普通の物やアイデア、エピソードなども、写実的な画風により、息が吹き込まれてリアルになる。そのため、伊藤潤二は世界中にファンを抱えている。「フランケンシュタイン」や「お化け人形」、「憂国のラスプーチン」、「顔泥棒」なども大ヒット作品だ。

代表作「富江」は、伊藤潤二が漫画界にデビューするきっかけとなった作品だ。1986年、伊藤潤二は、投稿作「富江」で「月刊ハロウィン」の新人漫画賞佳作を受賞した。そして、同雑誌の翌年2月号に、「富江」の第一話が掲載され、漫画界デビューを果たした。

伊藤潤二の作品では最も売れている「富江」に登場する絶世の美貌を持った女子高生・川上富江は、ほとんどすべての人を虜にさせる魔性の女。会ったことがある人なら、老若男女問わず、誰もがその美しさに惹かれてしまう。男性たちが次々に彼女に夢中になるのに対して、富江は誰のことを好きになることはなく、自分と付き合うことができても、心から愛されることはない男性を見て、快感を感じ、それを楽しんでいる。そして、愛された後に、憎まれて殺されるというパターンを繰り返すものの、体をバラバラに切断されても、細胞が1つでも残っていれば、何度でも生き返り、その外見も、内面も永遠に変わることはない。一方、富江の周囲の人は、常に変化し、貪欲の塊のような人もいれば、善良でピュアな人もいる。富江は、人の心の醜い部分を拡大しただけで、彼女が男性たちに精神的な苦しみを与えるのは、男性の醜い欲望に対する罰なのだ。

80年代末に誕生したこの漫画は今でも新たなファンを獲得し続けており、その人気に衰えはみえない。そして、何度にもわたり、映画化とアニメ化され続けている。大まかな統計では、日本だけでも、これまでに、「富江」を原作とした映画が9作品、アニメが1作品製作されてきた。昨年には、米国のストリーミングサービス「Quibi」がソニー・ピクチャーズ・テレビジョンやユニバーサル・シティ・スタジオなどと連携して、テレビドラマ化する計画と報じられた。

「富江」が大ヒットしているのは、単なるホラー漫画ではなく、人の欲望をうまく描き出した作品でもあるからだ。

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