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「天問1号」に注目、我々は火星にどれほど近づいているのか?
  ·   2020-04-28  ·  ソース:人民網
タグ: 火星探査;宇宙;文化
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◆中国初の火星探査、実施はいつ?

計画によると、中国は2020年に初の火星探査任務を実施する。1回の打ち上げ任務により火星周回、着陸、巡回を実現し、火星全体の総合的観測を展開し、さらに火星表面の重点エリアの詳細な巡回調査を行うことが目標だ。

◆中国初の火星探査、何を目指すか?

火星探査は科学探査の性質が強いプロジェクトだ。そのため火星への到達は最終目的ではなく、到達後に有効な科学探査データをできる限り取得することが目標だ。中国火星探査任務プロジェクトの張栄橋チーフデザイナーによると、初の火星探査プロジェクトでは火星周回の探査機、火星表面を巡視する火星ローバーが使われる。探査機にはペイロードが7台、火星ローバーには6台搭載される。そして、以下のことを行いたい。

(1)映像資料の収集。これは最も基本的な作業で、到達後に現地の様子を確認するものだ。

(2)物質と元素の測定。火星の表面にはどのような物質があるか、その構成成分はどうなっているか。探査機にはマルチスペクトルカメラが搭載される。着陸機には速度均一のアナライザーが搭載される。

(3)環境の測定。探査機と火星ローバーに最も多く搭載される。電気、磁気、高エネルギー、中性のものなど。

(4)火星の内部を観測する。当然ながら深層はできないため、浅層の地質構造の状況に過ぎないが、これも注目されていることだ。火星の地層構造がどのようになっているか、水や氷が存在するかなど。そのため探査機と火星ローバーに表層を測定する探査レーダーが搭載されている。これに関する成果に期待している。

(5)気象がどのような状況になっているかを調べる。火星の砂嵐、火星の温度の変化が注目されている。今回は火星ローバーに火星気象測量装置が搭載される。風、温度、気圧を測定し、火星でどのような音があるかを確認できる。

◆火星探査の難点は?

専門家によると、地球と火星の運行法則の拘束を受け、既存のロケットの能力によると火星探査機を打ち上げるチャンスは26カ月に1回しか訪れない。この時期であれば人類は低コストで火星に探査機を送り込むことができる。

専門家によると、中国初の火星探査任務はプロセスが複雑で、技術的に大きな飛躍があり、カギとなる段階が多く、大きなチャレンジとなる。例えば制御通信の面では、月面着陸で飛行した38万キロをはるかに上回る距離が、宇宙船の制御通信にとって大きな試練となる。さらに例えば安全な着陸については、探査機の打ち上げから火星に到達するまでの時間は約7カ月にのぼるが、最後に火星に着陸するためかかる時間は7分のみだ。地球の自然環境と比べると、火星の重力は地球の3分の1のみだ。これらは安全な着陸の難点・チャレンジとなる。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年4月28日

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