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「天問1号」に注目、我々は火星にどれほど近づいているのか?
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· 2020-04-28 · ソース:人民網 |
タグ: 火星探査;宇宙;文化 | 印刷 |
24日に開かれた2020年「中国宇宙の日」の始動セレモニーにおいて、注目を集めている中国初の火星探査任務の名称、ロゴマークが正式に発表された。中国の惑星探査任務の名称は「天問(Tianwen)シリーズ」、初の火星探査任務の名称は「天問1号」で、今後の惑星任務はこの数字を更新することになる。
◆なぜ「天問1号」なのか?
国家航天局チーフエンジニアの葛小春氏によると、この名称は戦国時代の政治家、詩人である屈原の長編詩「天問」から来ている。真理を追求する中華民族の粘り強さを表現し、自然及び宇宙空間探査の文化的伝承を示している。科学の真理をたどる道は遠く、科学技術革新の追求に終わりがないことを意味している。
専門家によると、「天問」をプロジェクトの名称とするのは、中華民族の伝統文化の真髄に深く根ざしており、多くの人々に受け入れられやすく、覚えるのも伝えるのもしやすいからだ。これはまたより遠い深宇宙に向かう中国人の決意と気力を示し、人々、特に若者による科学を愛し、科学を尊ぶ理想の樹立を牽引することもできる。
◆中国惑星探査のロゴマークとは
マークは「宇宙への挑戦」を象徴するデザインで、太陽系の8大惑星が順番に並んでいる。色とりどりな宇宙を表現し、多彩で豊富な科学的発見を示している。開放的な楕円形の軌道は全体的に斜めに傾斜し、独特なアルファベット「C」のイメージを持つ。中国の惑星探査(China)、国際協力精神(Cooperation)、深宇宙探査の宇宙進出能力(C3)など数多くの意味が込められており、中国の宇宙事業の開放・協力の理念を示している。
専門家によると、今回のロゴマークのデザインは、惑星探査重大プロジェクトと一つの全体的なコンセプトとし、統一的な名称をつけマークをデザインした。異なる惑星の探査任務に基づき、ロゴマークの下にある「Mars(火星)」といった惑星の英語名が更新される。
◆なぜ火星を探査するのか?
太陽系の惑星の一つである火星は、地球から最も近い場合は5000万キロ以上で、最も遠い場合は4億キロ離れている。宇宙及び地球外生命体への好奇心、及び火星と地球の環境などの相似性により、人々は火星探査に大きな興味を抱いてきた。
専門家によると、火星の研究は人類に大きな啓発をもたらす。火星は太陽系の中で地球と環境が最も近い惑星だ。火星には大気があるだけでなく、適度な温度、そして地球に似た自転の周期がある。火星と地球の相違点と共通点を研究し、互いに参考にすることは、極めて価値の高い基礎研究だ。
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