新型コロナウイルス感染拡大が最も深刻な時期に、「私がここに住む理由」では、日本の街中の若者をインタビューしている。中には、「マスクは好きじゃないので着用していない」という若者もいれば、「着けても、着けなくても、感染する人はするし、しない人はしない」と話す若者もいる。竹内氏はそのような状況を危惧し、微博(ウェイボー)で何度も、「日本の防疫対策には手落ちがある」と指摘している。
日本人の防疫に対する意識を高めるために、竹内氏は得意の動画を製作することにした。
長さわずか12分間の「緊急ルポ」は企画も2日で完成したものの、その完成度は非常に高い。ヤフーのホームページでは、クリック率ランキングトップにも立った。そして、日本のTBSやフジテレビ、朝日テレビなどでも次々に紹介した。
その最後の部分で、竹内氏は、「今回南京市の感染防止対策を見て、正直驚いた。ここまでやるのかと。たとえ経済を犠牲にしてもなんとしてもウイルスに打ち勝つんだという強い意思を感じた。もちろん、世界各国の国の制度が違うので、南京市をまねしてほしいと言いたいわけではなく、この動画を通して、皆さんがそれぞれの国に適したよりよい対策を考えるヒントになればと思い、この動画を製作した」と述べている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年3月23日