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新型肺炎の流行中に花粉症 風邪やインフルエンザとの違いは?
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· 2020-03-11 · ソース:人民網 |
タグ: 新型肺炎;花粉症;文化 | 印刷 |
この冬は新型コロナウイルスと全力で戦う冬となった。中国全土の新規感染者数は最近2桁台に減っており、企業活動・操業再開が安定的に推進されている。今や大地に春が戻り、万物が蘇生している。人々はウイルスを徹底的に打ち負かし、マスクを外す日が一日も早く訪れることを願っている。科技日報が伝えた。
だがマスクを外せない人々もいる。アレルギーの季節になったのだ。
気象北京は1日、2020年第1期花粉実況・花粉濃度予報を発表した。分析によると、今年の花粉シーズンは例年より早めだ。ネットユーザーは「薬を飲まないと」や、「震えが来た。窓を閉めなきゃ」などとコメントを寄せている。
北京電力病院アレルギー反応科の任華麗副科長は、取材に対し「春の花粉や柳絮などは季節性アレルギーを引き起こしやすいアレルゲンだ。うち花粉症は典型的で、春だけではなく秋にも発生する。花粉の濃度が上がると、典型的な発作が生じる」と述べた。
任氏は、「春の花粉症の際立った症状はくしゃみ、鼻水、咳で、これらの症状は一般的な風邪やインフルエンザに似ている。春はちょうど風邪やインフルエンザにかかりやすい季節であるため、3者の違いに注意しなければならない」と強調した。
任氏は、次のように説明した。
「まず、3者は病因が異なる。花粉症は免疫反応病で、人体が花粉を異常物質と間違えて判断することで、一連のアレルギー反応が生じる。これは遺伝的な要素と関連しているが、感染はしない。風邪やインフルエンザはウイルス感染によるもので、感染性を持つ」。
「次に、3者の症状にも異なる点がある。花粉症はくしゃみ、鼻水、咳のほか、目のかゆみ、喉のかゆみ、深刻な喘息などを伴う。季節性アレルギー性鼻炎、結膜炎、咽頭炎などが生じる。風邪とインフルエンザは呼吸器症状のほか、発熱、頭痛、体調不良といった症状が生じる。うちインフルエンザは体調不良がより深刻だ」。
「花粉症にはさらに5つの特徴がある。(1)季節性のもので、季節が過ぎれば薬を服用しなくても自ずと治る。(2)反復性があり、毎年生じる。いわゆる「不治の病」だ。(3)急に症状が出て、急に症状が収まる。急性発作が生じることがある。居住地を離れれば直ちに好転する。(4)有効性があり、薬を服用すれば直ちに効果が出る。(5)家族的なもので、家族にアレルギーがある場合が多い。一般的な春と秋の花粉症は、大気中の花粉濃度のピークと一致する」。
「季節性アレルギー、特に花粉症については、直ちに薬を服用することが非常に重要だ。鼻のかゆみ、くしゃみ、鼻水などの症状を抑制し、生活の質への影響を回避できるだけでなく、その他の喉頭炎、気管炎、鼻炎、中耳炎などより深刻な併発症も回避できる。花粉症の患者は外出時にマスクをつけると同時に、花粉対策メガネをかけるべきだ。車を運転する時には窓を閉め、帰宅後すぐ着替え、風呂に入り、洗髪し、花粉の吸入を減らす。ドアと窓を閉め、室内で空気清浄機を使う」。
北京清華長庚病院耳鼻咽喉頸部外科副主任医師の秦賀氏によると、薬のほか生理的食塩水で鼻腔を洗うことで、アレルギー性鼻炎を予防し、症状を和らげることができるという。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年3月11日
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