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中国国産アニメ「ナーザ 魔童降世」が夏の映画シーンを熱くする!
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· 2019-07-30 · ソース:人民網 |
タグ: アニメ;映画;文化 | 印刷 |
大人気国産アニメ誕生でナーザ現象到来
「ナーザ 魔童降世」は公開後たちまち興行収入をうなぎ上りに伸ばし、わずか1時間29分で1億元(1元は約15.8円)を突破。最も速く1億を突破したアニメ映画の記録を塗り替えた。公開翌日には1日の興行収入が2億元を上回り、アニメ映画興行収入の記録を塗り替え、中国映画史上初の1日の興行収入が2億元を突破したアニメ映画となった。
興行収入が注目されたほか、各大手サイトの評価も非常に高い。20万人以上がポイント評価を行う映画レビュー・コミュニティーサイトの豆瓣網では、同作品の評価が8.7ポイントに達した。この評価は「哪吒鬧海(ナーザの大暴れ)」や「天書奇譚」などの名作にわずかに次ぐもので、「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」と「大魚・海棠(ビッグフィッシュ&ベゴニア)」を上回った。オンラインチケット販売大手の猫眼と淘票票でも、それぞれ9.7、9.6というさらに高い評価ポイントを得ている。
監督の餃子は本名を楊宇といい、アニメ界に転職する前は華西医科大学薬学専攻の学生だった。業界に入った当初、多くの不理解やプレッシャーに耐えて1人でコンピューターに向かい、3年8ヶ月をかけて処女作「打、打個大西瓜(See Through)」を完成させ、2009年から2010年にかけて数十の短編アニメ賞を総なめにした。
「ナーザ 魔童降世」は2年の時間をかけ、66回脚本を書き換えた末に完成したという。監督は「我々のシーン製作に対する要求は極めて高く、それを満足させるために平均して数十回挑戦してようやくクリアできるほどだった」と語る。映画のなかのある格闘シーンは、監督自身とゼネラルディレクターが2ヶ月を費やしてようやく完成したという。たった一言のギャグのために、チームが脳みそをぐちゃぐちゃにしたくなるほど苦しんだこともあった。ナーザの表情はほぼ監督自身が「演じた」もので、モーションキャプチャーを採用したものではないという。
「ナーザは中国の伝統的な神話ヒーロー。でも年代によってナーザから感じ取る精神的な芯の部分は異なると思う。我々のナーザで一番際立っているのは、『運命に甘んじず、先入観を打ち破る』信念だ」と餃子監督は説明する。ナーザのキャラクターデザインは100以上のパターンを試したという。「最初は行儀が良くてかわいいキャラも考えたが、後からそれでは飽き足らなくなり、最終的にはこの目のまわりにクマのあるナーザでチームの意見が一致した」。このキャラクターデザインは徹夜で作業を続けていた製作チームのメンバーからインスピレーションを得たものだという。「とことんこれまでの路線に背く反骨の」態度が、今の「シナリオはもう国産映画の弱点ではなくなった」や、「ストーリー、特殊効果ともに素晴らしい」といった爆発的高評価につながったと言えるだろう。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年7月30日
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